先日、パソコンに突然「DHCPサーバーが見つかりません」と表示され、Wi-Fiには繋がっているのにインターネットへ接続できなくなりました。
日中は家の中でスマートフォンを使って調べものをしたり、テレビで動画配信サービスを見たりして、大雨の日のインドア時間をのんびり楽しんでいたのですが、夜になってから事態が一変したのです。
画面を確認すると、iPadなど他の機器にも「インターネットなし」という冷酷な表示が出ていました。それなのに、昼間からずっと起動していたスマートフォンやテレビの動画は、何事もなかったかのように動き続けています。夜に新しく電源を入れた機器だけが、ことごとくインターネットから弾かれているという奇妙な状況に陥ってしまいました。
今回は、「DHCPサーバーが見つかりません」と表示された原因と、最終的に判明したトラブルの真相について、実際の体験をもとに紹介します。
パソコンだけ「DHCPサーバーが見つかりません」、スマホは「インターネットなし」の時に試したこと
まずは自分でできる限りの対策を試してみることにしました。ネットワークトラブルが発生した際に、一般的に有効とされる手順を順番に実行していった記録が以下の通りです。
| 順番 | 試した対策 | その時の結果 |
| 1 | 繋がらない機器のWi-Fiを一度オフにして、再度オンにする | 状態は変わらず、接続不可のまま |
| 2 | 自宅側で再起動できる通信機器の電源を入れ直してみる | 状況は改善せず、エラーもそのまま |
| 3 | パソコンに有線LANケーブルを直接繋ぎ変えてみる | やはりインターネットには繋がらない |
ここまでの作業を終えた段階で、完全に手詰まりとなってしまいました。時刻も遅くなっていたため、これ以上考えても進展はないと判断し、その日は諦めて就寝することにしました。
宅内の機器を再起動してもマンションのネットに繋がらない理由
一晩明ければ自然に直っているのではないか、という淡い期待は見事に裏切られました。朝になっても接続状態は悪いままで、それどころか、昨日まで元気に動いていたスマートフォンのWi-Fi接続まで、ついに「インターネットなし」となってしまいました。
私の住んでいる物件は、最初からWi-Fi設備が備え付けられているタイプのマンションです。室内の機器をどれだけ触っても意味がないと確信したため、管理を行っている不動産屋へ電話で連絡を入れることにしました。
大雨の翌日ということもあってか回線は非常に混雑しており、呼び出し音を聴きながら待つこと10分。ようやく担当者に繋がりました。しかし、インターネットが繋がらない状況をいくら説明しても、返ってくるのは「こちらではわかりかねます」という素っ気ない言葉ばかりです。
粘り強く交渉を続けた結果、ようやく以下のような事実が判明しました。
- マンションのインターネット設備は、外部の専門業者に完全委託している
- 管理会社側では機器の状況把握や操作は一切行えない
- 業者への連絡は回すが、対応がいつになるかは約束できない
それなら最初の段階で「専門の業者に確認します」と言ってくれればスムーズだったのに、と思ってしまいました。その後、教えてもらったインターネット業者の窓口に自分でも連絡を試みましたが、こちらも電話が全く繋がりません。仕方がなく、状況が動くのをじっと待つことにしました。
原因はマンション共用のネットワーク機器のトラブルだった
しばらく待っていると、インターネット業者からスマートフォンのほうへ直接連絡が入りました。不動産屋からの手配がしっかりと回っていたようで、すでに現地での確認や対応を進めてくれていたとのことです。
業者の方から説明されたトラブルの原因は、部屋の中の問題ではなく、建物の共有スペースに設置されている設備にありました。
- 原因の真相
マンション全体の通信をコントロールしている共用のネットワーク機器が、前日の大雨による瞬間的な電圧変動やノイズの影響とみられるトラブルでフリーズし、異常をきたしていた。
このトラブルにより、DHCPサーバーとして機能していたネットワーク機器が正常に応答できない状態になっていたそうです。
昼間に使えていた機器が夜まで動いていたのは、昼のうちに取得していたIPアドレスの貸し出し期限(リース期間)が、ギリギリ残っていたからでした。夜や朝になってその期限が切れたり、新しい機器が新しくIPアドレスを取得しようとしたりしたタイミングで、通信が切れて順番に繋がらなくなっていった、というのが事の顛末です。
業者の復旧作業のおかげで、その後パソコンもスマートフォンもiPadも、すべての機器が元通りサクサクとインターネットに繋がるようになりました。
まとめ:こんな症状ならマンションの共用設備を疑おう
今回のトラブルは、自宅のルーターではなくマンション共用のネットワーク機器が原因でした。
新しく接続する端末だけが繋がらず、「DHCPサーバーが見つかりません」と表示される場合は、室内だけでなく建物全体の設備に問題が起きている可能性があります。
もしインターネットの接続不良が起きた際、以下のような症状が同時に見られる場合は、マンションなど共用設備を利用している環境では、設備側のトラブルも原因の一つとして考えられます。
- パソコンに「DHCPサーバーが見つかりません」と表示される
- 端末に「インターネットなし」と表示される
- 新しく接続した端末や、新しく電源を入れた機器だけネットに繋がらない
- Wi-Fiには接続できる(アンテナマークは出ている)のにインターネットが使えない
- 室内で操作できるネットワーク機器を再起動しても全く改善しない
特にマンションやアパートなどの共用インターネットを利用している場合は、自宅の設定だけで解決しないケースもあります。室内の機器に異常が見当たらない場合は、何度も設定変更を繰り返す前に、早めに管理会社やインターネット事業者へ状況を確認してみることをおすすめします。一歩引いて建物全体のトラブルを疑うことが、不毛な格闘を避けて早期解決へ繋げるための秘訣です。










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