気がつくとスマホのデータ通信量、いわゆる「ギガ」が減っていて、速度制限の危機に瀕したことはありませんか。特に何もしていないはずなのに、メーターだけが進んでいると本当に不思議になります。
実はスマホのデータ通信量が増えるタイミングには、分かりやすい法則があります。基本的には、Wi-Fiに繋がっていない状態でインターネット通信をすると、ギガが減っていきます。正確には、ギガとはGB(ギガバイト)という容量の単位のことで、消費しているのはモバイルデータ通信量のことになります。
画面を眺めて操作しているときはもちろんですが、ポケットの中にしまっているときでも、スマホは裏でせっせと通信を続けています。今回は、どんなときに通信量が消費されているのか、その仕組みと対策をまとめました。
画面を見ているときのデータ通信量目安
まずは自分がスマホを操作しているときの通信です。文字や画像、動画など、画面に表示されるデータの種類や利用環境によって消費量は大きく変わります。
主な行動と通信量の目安を一覧表にまとめました。
| スマホでの行動 | 通信量の目安 | 1GBでできることの目安 |
| LINEのテキスト送受信 | 1通あたり 約2〜3KB | 約30万〜50万通 |
| LINEの音声通話 | 1分あたり 約0.3MB | 約50時間 |
| ウェブサイトの閲覧 | 1ページあたり 約300KB | 約3,300ページ |
| LINEのビデオ通話 | 1分あたり 約5MB | 約3時間 |
| 動画サイトの視聴(中画質) | 1分あたり 約4〜10MB | 約1.5〜4時間 |
※通信量は画質、ウェブサイト内の広告の量、利用環境によって大きく変動します。
このように、文字だけのやり取りであれば消費量はごくわずかです。一方で、動画の視聴やビデオ通話、広告の多いサイトの閲覧になると、一気に桁が変わることがわかります。
バックグラウンド通信でギガが減る原因
「今日は全然スマホを使っていない」という日でも通信量が増える理由は、バックグラウンド通信にあります。スマホが自動でインターネットとやり取りを行う仕組みのことです。
具体的には以下のような動きが挙げられます。
- アプリやスマホ本体の自動アップデート
- 写真や動画データのクラウドへの自動バックアップ
- 天気やニュースアプリによる最新情報の自動取得
- メールやSNSの新着通知の受信
自分宛てに勝手に送られてくる迷惑メールであっても、通知やメール本文の受信時には、わずかながら通信が発生します。システムの上では、データが手元に届いたという事実に変わりはないためです。数通程度なら問題ありませんが、勝手に届いたものに通信量を使われるのは、少し複雑な気持ちになります。
外での通信量を抑える設定手順
外にいるときの無駄な通信を抑え、速度制限を避けるために、やっておくと便利な設定があります。今回は利用者の多いLINEアプリを例に、写真や動画の通信量を抑える手順を紹介します。
手順は以下の通りです。
- LINEのホーム画面から設定(歯車マーク)を開きます。
- 「写真と動画」の項目を選択します。
- 「写真を自動ダウンロード」のチェックを外します。
- 「動画自動再生」の項目を「Wi-Fiのみ」に変更します。
この設定を済ませておくと、外にいるときは写真は小さいプレビュー表示になり、必要なものだけをタップして読み込む形になります。LINE VOOMに流れてくる動画なども勝手に再生されなくなるため、安心です。
実際に設定を変えて過ごしてみた結果
実際にこの設定に変えて一週間ほど外出してみました。これまでは動画投稿などが勝手に再生されていましたが、それが止まるだけでも体感のデータ通信量の減り方がかなり緩やかになりました。
届いた写真はプレビューのままでも何が写っているかは大体わかります。あとで確認すればいい内容はそのままにしておき、すぐに見たい写真だけをタップして開くスタイルに変えたところ、外での通信量を大きく節約できました。
連絡の便利さはそのままに、無駄なデータ消費だけをピンポイントで削れるため、毎月のデータ量に余裕を持たせたいときには効果的です。
通信量に関する注意点とうっかり対策
最後に、意図しないデータ消費を防ぐための注意点を挙げます。
- 自宅のWi-Fi電波が弱いときに、自動でモバイルデータ通信に切り替わっていないか確認する
- iPhoneの「Wi-Fiアシスト」機能や、Androidの自動通信切り替え機能がオンになっていると、Wi-Fi接続時でもモバイル通信が混ざることがある
- カフェなどの公衆Wi-Fiに繋いだつもりが、ログイン画面で止まっていて実は繋がっていなかったというケースに気をつける
自宅にいるから大丈夫と油断していると、Wi-Fiの電波が途切れてモバイルデータ通信に切り替わっていた、という事態が起こります。動画を何本も見たあとに気がつくとショックが大きいので、画面の上の接続アイコンは時々確認しておくと確実です。
仕組みを知って少しの設定を行うだけで、毎月のギガ不足を改善しやすくなります。データ通信量の推移が気になる方は、まずはアプリの設定見直しから試してみてください。










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