夏の夕方、仕事を終えて車に乗り込む瞬間のあの熱気、本当に参ってしまいますよね。ドアを開けた瞬間にモワッと襲ってくる熱風は、まるでサウナの中に飛び込むような感覚です。少しでも車内の温度上昇を抑えたくて、フロントガラスに設置するサンシェードを使い始める方も多いのではないでしょうか。
パッと広げて設置できる折りたたみ傘タイプはとても手軽で、ハンドルやダッシュボードが触れないほど熱くなるのを防いでくれます。しかし、実際に使ってみるとひとつ気になる問題が出てきました。フロントガラスに設置しているドライブレコーダー、いわゆるドラレコとの干渉です。
車内の暑さを対策したい気持ちと、精密機械であるドラレコを熱から守りたい気持ちの両立は、意外と頭を悩ませるポイントになります。今回は、サンシェードとドラレコの干渉について、起こりうる問題や対策を考えてみました。
サンシェードがドラレコに干渉すると起きる困りごと
フロントガラスとサンシェードの間にドラレコが挟まる形になると、いくつかの懸念が生じます。
- 熱暴走や故障のリスク 直射日光を受けるフロントガラスと遮光シートの間は、想像以上の超高温ゾーンになります。そこにドラレコが密閉されてしまうと熱がこもり、フリーズや故障の原因になりかねません。
- カメラの向きのズレや脱落 サンシェードの骨組みや生地がドラレコを強く押し付けることで、カメラの向きがズレてしまうことがあります。最悪の場合、ガラスに貼り付けている粘着テープが熱と圧力で剥がれ、本体が脱落してしまう危険性も考えられます。
ドラレコを壊さないためのサンシェード設置の工夫
手元にあるサンシェードをそのまま活用しつつ、ドラレコへの負担を減らすにはちょっとした工夫が必要です。
- 完全に密着させず少し浮かせる サンシェードをフロントガラスへ無理にピタッと押し付けず、ドラレコ周辺に少し空間が残るようにセットします。わずかでも空気が通る隙間ができることで、密閉による極端な温度上昇を和らげることができます。
- 上部を開けて熱の逃げ道を作る ルームミラー周りにスリットや切れ込みがあるタイプなら、その部分をあえて留めずに開けておきます。上部に抜け道を作ることで、ドラレコ周辺に溜まった熱気を車内側へ逃がす煙突のような効果が期待できます。
なお、布地を加工してドラレコの部分だけハサミで切り抜くのはおすすめできません。特に折りたたみ傘タイプなどは、生地の張りによって全体を支えているため、穴を開けると一気に破れが広がったり、中の骨組みが露出して車内を傷つけたりする原因になります。
ドラレコ干渉を最初から防ぐサンシェードの選び方
これから新しいサンシェードの購入を考えている場合は、ドラレコの存在を前提としたアイテム選びをすると安心です。
- ドラレコ対応タイプ(V字カット入り) 中央の上部に大きな切れ込みが入っており、ドラレコやルームミラーを避けて設置できる製品が増えています。
- 左右2枚組のセパレートタイプ 運転席側と助手席側に分けて設置できるタイプです。中央部分を数センチほどあけてセットすることで、ドラレコを覆わずに左右の直射日光をしっかりカットできます。
- あえて一回り小さいサイズを選ぶ フロントガラス全体を完璧に覆おうとせず、あえて小さめサイズを選んで上部に隙間を作るのもひとつの方法です。ハンドルやダッシュボードなどの主要な部分さえ影にできれば、車内の冷却効果は十分に実感できます。
車内の温度上昇を防ぐ利便性と、大切なドラレコを守る安全性のバランスを取ることが大切です。無理に100点満点の遮光を目指すのではなく、ドラレコ周辺に少しゆとりを持たせながら、上手にサンシェードを活用していきたいですね。暑い季節の車内を少しでも快適にして、毎日の運転を乗り切っていきましょう。










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