暑い夏場に近所のスーパーやコンビニへ出かけるとき、エアコンを消すべきか、それともつけっぱなしにしておくべきか迷ったことはありませんか。
1時間ほどの短時間で戻ってくる場合、わざわざ消すのも面倒ですし、帰ってきたときの部屋のモワッとした熱気も気になります。そこで今回は、真夏日(外気温31℃〜33℃程度)の日に、1時間の外出でエアコンを「消す」「そのまま」「設定温度を2℃上げる」の3パターンで試してみました。
1時間の外出ならエアコンを消さない方が節電になる?
結論から言うと、1時間ほどの外出であればエアコンを消さずに運転を続けた方が、電気代を安く抑えられるケースが多いです。
エアコンは部屋を指定した温度まで冷やす「立ち上がり時」に最も多くの電力を消費します。一度電源をオフにしてしまうと、1時間の間に室温だけでなく壁や床まで温まってしまいます。帰宅後に再び冷やしようとするとコンプレッサーがフル回転し、結果として大きな電力を消費してしまうのです。
そのため、30分から1時間程度の外出であれば、電源を入れたままにしておく方が消費電力を低く保ちやすくなります。
設定別の電気代シミュレーション(真夏日・1時間外出)
真夏日(外気温約32℃)に8〜10畳用のエアコンを使用し、1時間外出して帰宅後1時間過ごした場合(計2時間)の電気代の目安を比較してみました(電気代単価1kWh=31円で計算)。
| パターン | 外出中(1時間) | 帰宅後(1時間) | 2時間の合計電気代 | 特徴・体感 |
| A:電源をOFFにする | 0円 | 約21.7円(強運転) | 約21.7円 | 帰宅時モワッと暑く、冷えるまで時間がかかる |
| B:設定変更せずONのまま | 約9.3円(弱運転) | 約9.3円(弱運転) | 約18.6円 | 帰宅した瞬間から完璧に涼しい |
| C:+2℃上げてONのまま | 約3.1円(微弱運転) | 約10.8円(中運転) | 約13.9円(最安) | 帰宅時ほんのり涼しく、身体に優しい |
※電源をOFFにする(A)よりも、設定温度を変えずにONのまま(B)にする方が約3.1円安くなります。さらに設定温度を2℃上げてONのまま(C)にすると、OFFにする場合と比べて約7.8円の節約になり、最もお得です。
1時間外出時の賢いエアコン設定テクニック
ただつけっぱなしにするのではなく、出かける際にちょっとした工夫をするだけで節電効果がさらに高まります。
一番のおすすめは、出かけるタイミングで設定温度を2度ほど上げることです。たとえば普段25度や26度で運転しているなら、外出時だけ27度や28度に設定変更します(※元々28度に設定している方は、温度を変えずにそのまま出かけるのがおすすめです)。
外気温との差を小さくすることでエアコンの負荷が下がり、最小限の電力で室温を維持してくれます。このとき、風量は「弱」にするのではなく「自動」のままにしておくのが鉄則です。風量を自動にしておけば、設定温度に達した後はエアコンが勝手に微弱運転へ切り替えてくれるため、無駄な電力を使いません。
1時間の外出でエアコンをつけっぱなしにして試してみて分かったこと
実際に設定温度を2度上げて1時間の買い物に出かけてみましたが、帰宅した瞬間の快適さがまったく違いました。部屋に入った瞬間にほんのり涼しさが残っているため、外出先から戻ったときの汗が引くのも早いです。
さらに良かったのは身体への負担が少ないことです。猛暑の外から帰ってきて急激に強い冷風を浴びると自律神経が乱れやすくなりますが、28度前後のやさしい涼しさで一旦落ち着いてから、身体が慣れてきたタイミングで少しずつ設定温度を元に戻すことで、身体に無理なく快適な状態へ戻せました。
1時間程度の買い物であれば、出かける前に遮光カーテンやブラインドを閉め、設定温度を2度上げてつけっぱなしで出かける方法が、電気代の面でも身体の面でも一番バランスが良いと感じました。チリツモな節約を楽しみながら、賢く快適に夏を乗り切っていきましょう。










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