スマートホーム化の第一歩として、Google Homeアプリをスマートフォンに入れてみたものの、最初の設定の段階で使い道に頭を悩ませることになりました。
ネットの情報を調べていると、多くの人がテレビのリモコン代わりにこのアプリを活用しているという記述を目にします。スマートフォン一台で家中の家電を操作できるのは、いかにも未来的で便利そうだと思い、大きな期待を抱いてさっそく試してみることにしました。
しかし、実際に生活の中で使ってみると、これが思いのほか実用性に欠けていることに気づきます。テレビの音量を少し下げたいときや、チャンネルを切り替えたいときに、わざわざスマートフォンを取り出して画面のロックを解除し、アプリを起動して画面上のボタンをタップするというのは、あまりにも手数が多すぎました。
手元にある本物のテレビリモコンを、視線を向けずに手探りで操作する方が、どう考えても早くて快適です。最近のリモコンには音声入力マイクも付いているため、文字入力の手間すらありません。テレビの画面操作に関しては、間違いなく本物のリモコンの方が優れており、私の普段の使い方ではアプリの出番はほとんどありませんでした。画面上のポチポチ操作に未来感を期待していただけに、この使い勝手の悪さは少し残念な結果となりました。
視点を変えたら見つかったアプリの本当の役割
テレビリモコンとしての活用はすぐに諦めましたが、せっかく導入したアプリなので、他に役立つ場面はないのかさらに調べてみました。
Google Homeアプリはテレビを操作するためのアプリというより、対応するスマート機器と連携して家電を自動化するための仕組みとして考えた方が分かりやすいのかもしれません。
その結果、このシステムを日常に取り入れている多くの人は、「手動で家電を操作するため」ではなく、「自分の代わりに家電を自動で動かしてもらうため」にアプリを活用しているという考え方にたどり着きました。
特に、その部屋に自分がいない状況や、他の作業で手が離せない状況でこそ、この仕組みは真価を発揮するようです。Google Homeアプリ単体というより、対応するスマート機器と組み合わせて活用するのが本来の使い方でした。
そこで、テレビのような手元ですぐに完結する家電はいったん除外して、別の場所でどのような自動化が行われているのか、事例を調べてみることにしました。
みんなが実際に取り入れている、アプリと周辺機器を組み合わせた具体的な活用例をまとめました。
| 活用シーン | 必要となる仕組みの例 | 得られるメリット |
| 朝の起床サポート | タイマー設定に合わせて、寝室の照明が点灯し、エアコンが起動する | 暗い朝でもスムーズに布団から出られるようになる |
| 帰宅前のエアコン操作 | 外部連携機器を使い、帰り道に外出先からエアコンの電源をオンにする | 自宅のドアを開けた瞬間から、部屋が快適な温度になっている |
| 留守中の防犯対策 | 日の入り時刻に合わせて、リビングのライトを自動で点灯させる | 長期不在時でも、外から見て留守だと気づかれにくくなる |
このように、自分がその場所にいない時間や、少し先の時間のためにあらかじめスケジュールを組んでおくという使い方が、このシステムの本来の形でした。手動での操作が快適でなかったのも納得がいきます。
部屋の温度に合わせたエアコン自動化計画に注目
数ある活用例の中で、特に自分の生活の課題を解決してくれそうだと感じたのが、部屋の温度に合わせたエアコンの自動管理です。
現状、暑い夜にはエアコンのOFFタイマーを設定して就寝しています。ところが夜中の2時や3時くらいになると、タイマーが切れる前は室温が冷えてきて寒く感じたり、逆にタイマーで完全にOFFになった後は一気に室温が上がって暑くなり、汗をかいて目が覚めてしまったりするという不快な状態が続いていました。この夜中の室温の乱高下を、アプリと外部機器を連動させて上手にコントロールしたいと考えました。
今のエアコンはアプリ機能が搭載されていない古い機種なのですが、スマートリモコンという赤外線信号を送れる中継機器を別途導入すれば、古い家電でもシステムに組み込めることが分かりました。
もし外部機器を導入して設定を組む場合、一例として、室温が28度を超えたら自動で冷房を起動し、逆に夜中に冷えすぎて24度以下になったら設定温度を上げたり停止したりする、といった細かな温度連動の運用が考えられます。
この設定さえあらかじめ作っておけば、あとはスマートフォンを触る必要もなくなります。部屋に設置した機器が室温を監視し、条件を満たした瞬間に自動でエアコンへ信号を送ってくれるようになります。作業に集中していて室温の上昇に気づくのが遅れ、不快な温度になってから慌ててリモコンを探すという手間や、就寝時の激しい温度変化に悩まされることがなくなるのは非常に実用的です。
現状の判定とこれからの計画
色々と検討してみましたが、我が家の現状のライフスタイルだと、今のところはGoogle Homeアプリを単体でうまく使いこなせるシーンがありませんでした。やはり、今その場にある家電を動かすなら、手元にある専用リモコンを使うのが一番早くて確実です。人によってはテレビ操作アプリを重宝するケースもあるかもしれませんが、我が家では手動操作での出番はなさそうです。
ただ、先ほどの外部機器を組み合わせた「エアコンの自動制御化」に関しては、非常に実用的で試してみる価値がありそうだと思いました。これなら今の暮らしを少し快適にしてくれるかもしれません。
そこで、古いエアコンを自動制御にするために、まずは対応機器である「SwitchBotハブ2」というスマートリモコンをひとつ購入してみることにしました。本体の画面で現在の室温がいつでも確認できるうえ、温湿度センサーを搭載している点に魅力を感じたのが選んだ理由です。
テレビのリモコンとしては私の使い方にはあまり合いませんでしたが、このようにスマートリモコンなどの外部機器を組み合わせて「家電の自動管理」に特化させることで、ようやく便利さを実感できるかもしれません。
スマートリモコンはすでに注文を済ませていますが、まだ手元には届いていません。実際に我が家に届き、配置場所などを工夫しながらエアコンの自動運転を試してみてから、使い心地や詳しいレビュー、設置の際の注意点などは後日レポートしようと思います。









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