日本郵便からマイナンバーの自動音声電話がきた?怪しい手口と固定電話の引き際 

日本郵便からマイナンバーの自動音声電話がきた?怪しい手口と固定電話の引き際

家の固定電話が鳴りました。普段は勧誘の電話か間違い電話くらいしかかかってこないこの端末ですが、たまに鳴ると少し身構えてしまいます。受話器を取ってみると、聞こえてきたのは無機質な自動音声でした。

内容は、日本郵便を名乗るものでした。以前送ったハガキに返答がないから連絡した、特定記録郵便の件で期限は今日までである、といった趣旨の話が淡々と流れます。さらに、マイナンバーカードに関する連絡なので、満70歳以下の個人は1番を、法人は2番を押すようにと促されました。

一見すると親切な通知のように聞こえるかもしれませんが、冷静に考えるとツッコミどころが満載です。まず、日本郵便がマイナンバーカードの運用について個別に電話をかけてくることはありません。カードの管理は自治体や専用の機構が行うものです。さらに特定記録郵便というのは、基本的にポストに投函された時点で配達完了となるもので、受け取り側の返答を待つような性質の郵便ではありません。

最大の違和感は、自動音声でボタン操作を求めてくる点です。公的な機関がこのような手法で個人情報を扱おうとすることは、現在のセキュリティー基準では考えられません。結局、この電話の目的は、1番を押した先で待ち構えている偽のオペレーターに繋ぎ、名前や住所、あるいはカード番号そのものを聞き出すことにあるのでしょう。

期限が今日までだと言って焦らせるのも、詐欺の常套手段です。もちろん、私は何も押さずにそのまま静かに受話器を置きました。

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ナンバーディスプレイの無償化を知る

この一件があってから、ふと気になって固定電話の防犯対策について調べてみました。最近では、70歳以上の方がいる世帯を対象に、相手の番号が表示されるナンバーディスプレイなどのサービスが無料で提供されているようです。特殊詐欺の被害を防ぐための公的な支援策として導入されたもので、これは非常に理にかなった取り組みだと思います。

もし番号が表示されていれば、電話に出る前に「あ、怪しい番号だ」と判断できますし、非通知を拒否する設定も可能です。こうした仕組みが普及することで、嫌な思いをする人が減るのは良いことです。

しかし、ここで一つの現実に直面しました。私はまだその年齢条件には当てはまりません。つまり、同じ安心を手に入れようとすれば、毎月の利用料を支払う必要があります。初期費用として数千円の工事費がかかり、さらに毎月500円弱の月額料金が発生します。年間で見れば5000円を軽く超える出費です。

快適な生活と固定電話の価値

ここで少し立ち止まって考えてみました。我が家の固定電話の現状はどうなっているでしょうか。かかってくる電話のほとんどが、今回のような迷惑電話や、どこで番号を調べたのかもわからない不用品回収の勧誘ばかりです。友人や親戚との連絡はすべてスマートフォンのメッセージアプリや通話で完結しています。

つまり、今の私は「迷惑電話を受けるための権利」に対して、基本料金と、さらには防犯のための追加料金を払おうとしていることになります。年間に換算すると、それなりの金額になります。この予算があれば、もっと生活を便利にするアイテムを買ったり、趣味の時間を充実させたりすることができます。

ブログで効率化や便利な道具について書いている身としては、この状況を放置しておくのはどうにも落ち着きません。使っていないものにコストをかけ続けるのは、部屋の中に使わない大きな家具をずっと置いているようなものです。

現代における固定電話の引き際

かつては一家に一台、固定電話があるのが当たり前でした。連絡網には必ず家の番号を書き、誰が出るかわからない緊張感の中で友達の家に電話をかけた時代もありました。しかし、これだけモバイル端末が普及し、一人一台の番号を持つのが普通になった今、固定電話の役割は大きく変わっています。

今回の自動音声電話は、図らずも私に「固定電話の断捨離」を考えるきっかけをくれました。社会的信用という言葉で維持され続けてきた固定電話ですが、今の自分にとって本当に必要かどうかを天秤にかけてみると、答えは意外とあっさり出そうです。

ネット回線との兼ね合いや、緊急時の連絡手段としての側面も考慮する必要はありますが、今のライフスタイルに合わせた最適な選択をすることが、ストレスのない日常に繋がる気がしています。

皆さんの家では、固定電話をどう活用しているでしょうか。もし、私と同じように「迷惑電話しかかかってこない」と感じているのなら、一度そのコストと価値を見直してみるのも、面白い発見があるかもしれません。

怪しい電話には毅然とした態度で接しつつ、自分にとって本当に必要なものだけを大切にする。そんなシンプルで快適な暮らしを目指していきたいものです。

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