「きたきたのこのこの山里」実食レビュー!きのこ・たけのこ論争がついに決着!?

「きたきたのこのこの山里」実食レビュー!きのこ・たけのこ論争がついに決着!?

日本のお菓子界において、これほど長く、そして激しく人々の心を分かつ話題が他にあるでしょうか。そうです、明治の「きのこの山」と「たけのこの里」のどちらを支持するかという、あの国民的論争です。

私は筋金入りのたけのこ派です。あのサクサクとしたクッキー生地とチョコレートが口の中で溶け合う一体感こそが、お菓子としての完成度の高さを証明していると信じて疑いませんでした。一方で、きのこ派の知人は「あのクラッカーの軽さとチョコを独立して味わえる構造が良いんだ」と一歩も譲りません。

二人の会話はいつも平行線です。たけのこの素晴らしさをどれだけ説いても、きのこ派の壁は厚く、結局はお互いの好みを再確認して終わるのが常でした。そんな膠着状態が続いていたある日、驚くべき新商品が目に飛び込んできました。

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AIが導き出した禁断の回答

その名も「きたきたのこのこの山里」です。2026年4月に発売されたこの商品は、なんと「きのこの山」と「たけのこの里」を合体させてしまったという、ファンからすれば禁断とも言えるハイブリッドお菓子でした。

しかもこの商品、AIとの対話から企画が生まれたという背景があるそうです。パッケージのインパクトもさることながら、中身は両方のパーツを砕いてチョコで固めたバータイプとのこと。たけのこ派の私が求める一体感と、きのこ派が好む食感が一つになった時、一体どのような化学反応が起きるのか。これは検証せずにはいられません。

「これでついに、あの不毛な論争に決着がつくのかもしれない」

そんな淡い期待を胸に、私は早速近所の店で実食用のストックを確保し、例のきのこ派の知人を誘って試食会を開催することにしました。

実際に食べて分かった衝撃の事実

いざ実食です。パッケージを開けると、そこには慣れ親しんだフォルムではなく、ゴツゴツとした力強いチョコバーの姿がありました。きのこ派の知人と共に、緊張の一瞬を迎えます。

一口食べてみて、まず感じたのは「ザクザク」という非常に強烈な食感でした。たけのこのクッキーの質感も、きのこのクラッカーの軽快さも、確かにそこに存在しています。そして、二種類のチョコレートが混ざり合うことで、いつもの単品商品よりも濃厚な味わいになっているように感じました。

たけのこ派の私としては、チョコと生地が密着しているこの形式は、ある意味で究極の一体感と言えなくもありません。知人も、きのこのパーツが含まれていることで満足げな表情を浮かべていました。

しかし、数口食べ進めたところで、私と知人の間に奇妙な沈黙が流れました。お互いに顔を見合わせ、心の中に浮かんだ「ある確信」を口にしました。

「これ、きのこ寄りとかたけのこ寄りとか、そういう話じゃないよね」 「うん。これはもう、別の何かに到達している」

私たちが導き出した結論は、あまりにも意外なものでした。

解決の鍵は黒い雷神にあり

「これ、ブラックサンダーじゃない?」

一度そう思ってしまうと、もうブラックサンダーにしか思えなくなってきました。チョコバーとしての構成、クッキーの砕かれ具合、そして噛み応えのあるザクザク感。きたきたのこのこの山里は、きのこの山とたけのこの里の和解を目指した結果、チョコバー界の絶対王者であるブラックサンダーの領域に足を踏み入れていたのです。

居ても立ってもいられなくなった私たちは、その足でブラックサンダーを買いに走りました。そして、改めて食べ比べてみたのです。

結論から申し上げます。ブラックサンダーは本当に美味しいです。

あのココアクッキーの苦味とプレーンビスケットのバランス、そして口いっぱいに広がる満足感。たけのこの里で感じていた一体感も、きのこの山で楽しんでいた食感も、ブラックサンダーはまた別の次元で完璧に満たしてくれました。

あんなに激しく争っていた私とききのこ派の知人は、今、ブラックサンダーを片手に「やっぱりこれだよね」と笑い合っています。長年、きのこだ、たけのこだと言い合ってきた時間は何だったのでしょうか。

争いの果てに見つけた新しい居場所

結局、きたきたのこのこの山里は、論争に決着をつけるのではなく、私たちを「ブラックサンダー派」という新しい安住の地へ導いてくれる橋渡し役となったようです。

もちろん、本家本元のきのこの山やたけのこの里が持つ、あの独特のフォルムや優しさ溢れる味わいは唯一無二のものです。

ですが、今回の経験を通して学んだことがあります。それは、一つの価値観に固執して対立を続けるよりも、全く異なる選択肢を受け入れた瞬間に、驚くほど簡単に平和が訪れることもあるということです。

もし皆さんの周りに、きのこたけのこ論争で一歩も引かない知人がいたら、ぜひこの新商品を一緒に食べてみてください。そして、その後にブラックサンダーを差し出してみてください。

もしかすると、長年の平行線がその瞬間に収束し、穏やかなチョコバータイムが始まるかもしれません。私たちの論争は、これにて一旦の閉幕となりました。明日からはブラックサンダー派としての新たな生活が始まります。

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