Google Pixel 7aをお使いの皆さん、スマートフォンのバッテリーの減りが異常に早くなったり、本体が膨らんできたりしていませんか?もしかしたら、それはGoogleが発表した「Google Pixel 7aの延長修理プログラム」の対象かもしれません。
今回は、実際にこのプログラムを利用してGoogle Pixel 7aのバッテリー交換を無料で行った体験談をご紹介します。もし同じような症状でお悩みなら、ぜひ参考にしてみてください。
突然のバッテリー異常!もしやこれは…?
最近、私のGoogle Pixel 7aのバッテリー残量表示が不安定になる症状が出ていました。20%あったはずが数分で10%になり、さらに数秒後には0%になってシャットダウンしてしまう、という状態でした。
よく見てみると背面が少し膨らんでいるではありませんか!

そんな中、Googleが「Google Pixel 7aの延長修理プログラム」を発表。一部のGoogle Pixel 7aでバッテリーが膨張する可能性があることを確認したとして、無料修理(バッテリー交換)などを実施するとのお知らせでした。
「もしかして、私のスマホも対象なのでは?」と思い、さっそく調べてみることにしました。
無料バッテリー交換までの道のり
プログラム対象かを確認する
まずは「Google Pixel 7aの延長修理プログラム」の公式サイトにアクセスし、自分のGoogle Pixel 7aが対象かどうかを確認します。
手順は以下の通りです。
- メールアドレスの確認
- 15桁のIMEI番号を入力:スマートフォンの外箱の側面(IMEI1)に印刷されている番号か、スマートフォンの「設定」>「デバイス情報」>「IMEI(SIMスロット1)」で確認できます。
- 居住国を選択:「日本」を選びます。
- 「2025年1月30日より前にバッテリー交換を依頼して修理費を支払ったか?」という質問に回答:初めての利用なので「いいえ」を選択しました。
- デバイスの購入場所を選択:ドコモ、Googleストア、KDDI(au / UQ mobile)、ソフトバンク (Y! Mobile)の中から当てはまるものを選びます。
- バッテリー交換の利用方法を選択:今回は「最寄りの修理センターでの持ち込み修理」を選択しました。キャリアによる交換サポートも選択肢にあります。
- デバイスで発生している問題を選択:今回は「バッテリー – 消耗が早すぎる、またはすぐに消耗する」と「バッテリー – 膨らんでいる」の2つを選択しました。
- 最寄りの店舗を選択:私はGoogleの正規修理店であるiCrackedを利用しました。
- 最寄り店舗の電話番号とホームページURLが表示:私は電話で修理を申し込みました。
電話で予約する
表示された電話番号に連絡し、Pixel 7aの「バッテリー消耗が早いこと」と「バッテリーが膨らんでいること」を伝えました。電話口の担当者の方からは、たとえバッテリーが膨らんでいなくても、消耗が早い場合は交換修理を検討した方が良いとアドバイスがありました。
その後、端末の色の確認とどこで購入したのかという確認、持ち込み修理の希望日時を伝えて修理予約しました。
予約した日時に店舗へ持ち込み
予約した日時に修理店へ向かいました。営業開始時間に合わせて予約したのですが、すでに数人の方が並んでいました。予約なしで来店された方は、その場で予約を取り、1時間後に再度来店するよう伝えられていました。スマートフォンの修理相談をする方は多いようなので、事前予約は必須だと感じました。
店舗で店員さんがGoogleの不具合対象かどうかを調べてくれます。もし対象外の場合、通常のバッテリー交換費用として15,000円がかかるそうです。
店員さんが私のスマートフォンの「設定」>「デバイス情報」から端末の番号の画面を撮影し、その場でオンライン検索。結果、私の端末はめでたく不具合対象であることが確認され、無償交換修理が決定しました!
修理前の確認事項と注意点の説明を受ける
修理申込用紙に住所、氏名、連絡用メールアドレスを記入した後、店員さんから重要な説明を受けました。
- 本体への傷: バッテリー交換の際に専用工具を差し込んで本体を開けるため、細かい傷がつく可能性があります。
- 画面フィルム: 画面にフィルムを貼っている場合、修理工程で気泡が入ったり、剥がれたりする可能性があります。
- データ: スマートフォン内のデータはそのままの状態で引き渡されますが、データが消えてしまう可能性もゼロではないため、事前にバックアップを取っておくことを強くおすすめします。データが消えても責任は負いかねるとのことでした。
- 修理続行不能な場合: 修理の途中で、ネジ山が潰れて外せない、水滴が溜まっているなど、修理続行不能な状態であることが判明した場合は、そこからバッテリー交換は行わず、修理前の状態に戻されます。この場合、たとえ無償交換の対象だったとしても調査費用として3,300円がかかるとのことでした。
- 別の故障が見つかった場合: 修理工程の途中で別の故障が見つかった際は、その時点で連絡があり、対応を相談することになります。
- 修理後の保証: 部品交換から3ヶ月以内の交換したバッテリーに関する異常(充電できないなど)に対しては無償で対応してくれます。ただし、水濡れやぶつけたなどの外的要因による故障は対象外です。
修理前の動作確認
これらの説明を受けた後、私の目の前で修理前の動作確認が行われました。
- ホーム画面のアイコンを動かしてタッチパネルの反応を確認
- 無料の電話番号にかけて発信できることを確認
- ライトの点灯を確認
- カメラで撮影できることを確認
- 充電できること、ワイヤレス充電できること
約1時間の修理を待ち、無事に交換が完了しました。
修理後の変化
修理後のスマートフォンは、まず背面の膨らみがなくなり、平らになっていました。動作も快適で、バッテリーの急激な減りやシャットダウンの心配がなくなり、安心して使えるようになりました。

修理前

修理後
また、修理完了後、店員さんから「充放電を2回繰り返してください」と説明を受けました。これは、バッテリーを10%まで減らし、100%まで充電する、というサイクルを2回繰り返すことで、残留した電気を完全に放出し、新しいバッテリーを馴染ませるための作業だそうです。
今回の無料バッテリー交換で、いつ壊れるのかという不安から解放され、再び快適にスマートフォンを使えるようになりました。
Google Pixel 7aの延長修理プログラムについて
ご自身のGoogle Pixel 7aが対象かどうか、また詳細な情報については、下記のGoogle公式サポートページをご確認ください。
もしあなたのGoogle Pixel 7aも似たような症状でお悩みでしたら、ぜひこのプログラムの利用を検討してみてください。
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