「こだわりがない」からこそ知りたい!賢い「車の色」選び

新しい車を選ぶのはワクワクしますが、ボディカラーで悩む方は多いでしょう。特に「こだわりがないからこそ、何色を選んだらいいのか分からない!」ということがあります。

車の色にはそれぞれメリット・デメリットがあり、それらを理解することで、自分の希望にぴったりの色が見えてくるかもしれないので情報を整理してみました。

目次

車のボディカラー、それぞれのメリット・デメリット

主なボディカラーについて、それぞれの特徴を見ていきます。

定番の「白」

メリット:

  • 人気が高く、リセールバリューが高い: どんな車種でも人気があり、売却時に有利な傾向があります。
  • 清潔感がある: 明るく爽やかな印象を与えます。
  • 膨張色で大きく見える: 車体を大きく見せる効果があります。
  • 夏場の車内温度上昇を抑える: 熱を吸収しにくいので、黒などに比べて車内の温度上昇を抑える効果が期待できます。
  • 濃霧時の視認性: 比較的視認しやすい色です。

デメリット:

  • 水垢や泥汚れが目立ちやすい: 白は水垢が特に目立ちやすい色です。
  • 紫外線による黄ばみ: 長年乗っていると、白がくすんだり黄ばんだりすることがあります。
  • 台数が多く個性を出しにくい: 街中で見かける白の車が多いため、個性を出したい方には物足りないかもしれません。
  • マイナスイメージ:業務用社用車に多い色です。保守的でお堅いイメージを与える可能性があります。
  • 補修費用: 標準色のため、極端に高くなることは少ないですが、パールホワイトなどの特殊な白は若干高くなる傾向があります。

クールな「黒」

メリット:

  • 高級感・重厚感がある: 車種を問わず、引き締まった印象と高級感を演出します。
  • 引き締まって見える: 車体を実際よりも引き締まって見せる効果があります。

デメリット:

  • 洗車傷や水垢が目立つ: 拭き傷や洗車機による小傷、雨上がりの水滴の跡などが非常に目立ちやすいです。
  • 夏場の車内温度上昇: 熱を吸収しやすいため、夏場は車内が非常に熱くなりやすいです。
  • ホコリや花粉が目立つ: 細かいホコリや花粉が積もると目立ちやすいです。
  • マイナスイメージ:高級感と引き換えに近づきにくい人が乗っていそうなイメージを与える可能性があります。
  • 濃霧時の視認性: 視認しにくい色の一つです。
  • 補修費用: 標準色ですが、小さな傷でも目立ちやすいため、完璧な補修を求めると費用がかさむ場合があります。

スタイリッシュな「シルバー」

メリット:

  • 汚れが目立ちにくい: 砂埃や軽い泥汚れ、雨上がりの水滴跡などが目立ちにくいです。
  • 洗車が楽: 汚れが目立たないため、頻繁な洗車が不要で維持が楽です。
  • 傷が目立ちにくい: 小さな擦り傷なども目立ちにくい傾向があります。
  • リセールバリューが比較的安定: 白や黒ほどではないものの、一定の人気があります。

デメリット:

  • 地味に見える: 派手さがないため、個性を出したい場合には物足りないかもしれません。
  • 補修費用: 標準色のため、極端に高くなることは少ないです。

シックな「グレー」

メリット:

  • 落ち着いた印象: シックで都会的な雰囲気を演出します。
  • 汚れや傷が目立ちにくい: シルバーと同様に、汚れや傷が目立ちにくい特性があります。

デメリット:

  • 地味に見える: 個性を出したい方には物足りないかもしれません。
  • 補修費用: 標準色のため、極端に高くなることは少ないです。

情熱的な「赤」

メリット:

  • 個性をアピールできる: 街中で非常に目立ち、スポーティーな印象を与えます。
  • 視認性が高い: 交通安全の観点から、遠くからでも目立ちやすい色です。濃霧時の視認性も比較的高いとされています。

デメリット:

  • 飽きやすい可能性: 長く乗っていると飽きてしまう可能性があります。
  • マイナスイメージ:目立ちたがり屋のイメージを与える可能性があります。
  • リセールバリューが低い傾向: 一般的に、万人受けする色ではないため、売却時に不利になることがあります。
  • 色あせしやすい: 紫外線による色あせ(退色)が目立ちやすい傾向があります。
  • 補修費用: カラーによってはクリア層が厚いなど、他の色よりも高くなる場合があります。特殊なソリッドカラーはさらに高くなることも。

爽やかな「青」

メリット:

  • 爽やかで知的な印象: クールで落ち着いた雰囲気を演出します。

デメリット:

  • 汚れが目立つ場合がある: 明るい青は泥汚れなどが目立ちやすいです。
  • リセールバリューが低い傾向: 赤ほどではないですが、万人受けしにくいため、売却時に不利になることがあります。
  • 補修費用: 赤と同様に、特殊なメタリックやパールが入った青は補修費用が高くなる場合があります。

個性的な「黄色」

メリット:

  • 極めて高い視認性: 非常に目立ち、濃霧時の視認性は高いようです。安全性を重視する方には有利です。
  • 強烈な個性: 街中で圧倒的な存在感を放ちます。

デメリット:

  • リセールバリューが低い: 個性が強すぎるため、中古車市場での需要は低く、売却時に不利になることがほとんどです。
  • 飽きやすい可能性: 長く乗っていると飽きてしまう可能性があります。
  • マイナスイメージ:奇抜な変わり者のイメージを抱く人がいるかもしれません。
  • 補修費用: 生産台数が少ない色のため、塗料の準備などで補修費用が高くなる傾向があります。

上品な「茶色・ブラウン」

メリット:

  • 落ち着いた上品さ: 大人の雰囲気を醸し出し、上質な印象を与えます。
  • 汚れが目立ちにくい: 土や砂埃の色と近いので、比較的汚れが目立ちにくいです。

デメリット:

  • 地味に見える: 好みが分かれる色であり、個性を出したい方には物足りないかもしれません。
  • 濃霧時の視認性: あまり高くない方です。
  • マイナスイメージ:落ち着いた印象と引き換えに年寄りくさいイメージを与える可能性があります。
  • 補修費用: メーカーによっては特殊色となる場合があり、補修費用がやや高くなることがあります。

深みのある「緑・カーキ」

メリット:

  • 自然との調和: アウトドア志向の車やSUVによく似合います。
  • 個性的でありながら落ち着いた印象: 派手すぎず、他とは違う雰囲気を演出できます。

デメリット:

  • 濃霧時の視認性: あまり高くない方です。
  • リセールバリューが低い傾向: 一般的に、需要が少ない色のため、売却時に不利になることがあります。
  • 補修費用: 特殊色となる場合があり、費用がやや高くなることがあります。

特に個性的な色

単なる原色に留まらず、近年はメーカー独自の工夫を凝らした個性的な色が増えています。

例1:マットカラー(艶消し塗装):

非常に独特な質感で、車をより際立たせます。高級感があり、見る人に強いインパクトを与えます。しかし、手入れが非常に難しく、傷や汚れがつきやすく、補修も通常の塗装よりはるかに高額になるというデメリットがあります。

例2:パールやフレークを多用した特殊カラー:

光の当たり方によって様々な表情を見せる、深い輝きを持つ色です。メタリックよりも粒子の大きな「フレーク」を使用することで、よりキラキラとした印象になります。美しいですが、補修時に色を合わせるのが非常に難しく、費用も高額になる傾向があります。

例3:原色系のメタリックやキャンディカラー:

例えば鮮やかなライムグリーンやスカイブルーで、光が当たると深みのある輝きを放つ色です。ノーマルな原色よりも洗練された印象を与え、より強く個性を主張できます。補修費用は一般的な色よりも高くなることが多いです。

目的別!あなたにぴったりのカラーを見つけよう

ここまで各色のメリット・デメリットを見てきましたが、最終的にどの色を選ぶかは、自分が車に何を求めるかによって変わってきます。

「手入れのしやすさ」と「維持費の安さ」を重視するなら

シルバーが最も良さそうです。汚れが目立ちにくく、洗車回数も減らせるため、日常使いでのストレスが少ないでしょう。

「リセールバリュー」と「無難さ」を優先するなら

白が圧倒的に良さそうです。中古車市場での需要が高く、買い取り価格も安定しています。

「高級感」や「引き締まった印象」を求めるなら

黒が第一候補です。ただし、洗車や手入れの手間、そして夏場の車内温度上昇は覚悟する必要があります。

「視認性」を重視するなら

赤や黄色が断然目立ちやすく、人の目を引く効果が期待できます。

「個性を出したい」けれど「派手すぎるのは嫌」なら

茶色・ブラウンや深みのある緑(ダークグリーン)が選択肢に入ります。落ち着いた中に個性を感じさせる色合いで、周囲と差をつけられます。

「都会的でスタイリッシュな雰囲気」を演出したいなら

グレーやメタリックの青が良さそうです。洗練された印象を与え、様々なシーンに馴染みます。

「究極の個性」と「圧倒的な存在感」を求めるなら

マットカラーや非常に鮮やかな原色系のメタリック/キャンディカラーが候補に挙がるでしょう。維持の手間や費用はかかりますが、他にはない自分だけの特別な一台となることが期待できます。

まとめ

色の好みにこだわりがなく、実用性を求めるなら「シルバー」が選択肢の筆頭になると言えるでしょう。

もちろんこのようなメリット、デメリットを気にせずに、その時代の人気の流行色を選択するというのも良いと思います。その場合は、粉体塗料の大手グローバルサプライヤーであるアクサルタ社の自動車人気色調査年次報告書を参考にするのも良いでしょう。

最終的には、自分が「どのようなカーライフを送りたいか」によって選ぶべき色は変わってきます。今回ずぼらで楽をしたい私は洗車の手を抜ける「シルバー」を選択しました。これらの情報があなたの理想のカーライフの参考になれば幸いです。

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この記事を書いた人

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