先日、強い雷が鳴ったあとにテレビをつけようとしたところ、電源が入りませんでした。
さらに確認すると、ネット接続に使っているルーターまで消えています。
「えっ、雷で壊れた?」
そのときはかなり焦りました。
調べてみると、家に雷が直接落ちなくても、雷の影響で家電が故障することがあると分かりました。
今回は、雷で家電が壊れる原因と、家庭でできる雷対策を、できるだけ難しい言葉を使わずにまとめます。
雷で家電が壊れる原因は「雷サージ」
雷で家電が壊れる原因のひとつが「雷サージ」です。
簡単にいうと、雷の影響で電線などに一時的にものすごく大きな電気が流れることです。
普段のコンセントには、家庭で使えるように安定した電気が流れています。
ところが、近くで雷が落ちると、その影響で電線などを通って大きな電気が家の中に入り込むことがあります。
この急激な電気の変化によって、テレビやルーター、パソコンなどの内部にある電子部品が壊れてしまうことがあります。
つまり、
雷が家に直撃する → 家電が壊れる
だけではありません。
近くで雷が落ちる → 電線などを通って大きな電気が入り込む → 家電が壊れる
というケースもあるわけです。
「家には雷が落ちていないのに、なぜ壊れたの?」という場合も、雷サージが原因の可能性があります。
雷が鳴ったらできる雷対策4つ
雷による家電の故障を完全に防ぐことはできませんが、被害を減らすためにできることはあります。
1.家電の電源プラグを抜く
分かりやすくて費用もかからない方法です。
雷が近づいてきたときは、使用していない家電の電源プラグをコンセントから抜いておくと、コンセントから家電へ電気が伝わる経路を減らせます。
特にテレビやパソコン、ゲーム機、ルーターなど、壊れると困る機器は意識しておきたいところです。
ただし、雷が鳴っている最中にコンセントへ近づくのは安全面でおすすめできません。
できれば雷が近づく前に、あらかじめ対策しておきましょう。
2.雷ガード付き電源タップを使う
毎回プラグを抜くのが面倒なら、雷サージ対策機能が付いた電源タップを使う方法もあります。
雷サージ対策用の部品が入っていて、雷による急激な電圧の変化から接続した機器を守る働きがあります。
ただし、これを使えば絶対に家電が壊れないというわけではありません。
製品によって性能や対応範囲が違うので、購入するときは「雷サージ対策」「サージ保護」などの表示を確認しましょう。
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3.アース線がある家電は正しく接続する
洗濯機や電子レンジなどには、アース線が付いていることがあります。
アースには、漏電などが起きたときに電気を安全に逃がす役割があります。
雷対策だけを目的にしたものではありませんが、安全のためにも、アース線が必要な機器は説明書などを確認して正しく接続しておきましょう。
4.分電盤などに雷対策をする
家全体の雷対策を考えるなら、分電盤などに雷から電気設備を守るための機器を設置する方法もあります。
こうした設備は「SPD(雷保護装置)」などと呼ばれます。
ただし、家庭で簡単に取り付けられるものばかりではありません。
設置を考える場合は、電気工事店などの専門業者に相談したほうが安心です。
雷ガード付きタップを選ぶときのポイント
雷対策用の電源タップを購入するときは、値段だけで決めないほうが安心です。
| チェックするところ | 確認したいこと |
| 雷サージ対策 | 「雷ガード」「サージ保護」などの表示を確認 |
| 保護状態の表示 | 保護機能が働いているか確認できる製品もある |
| 接続端子 | 電源だけでなくLANなどに対応した製品もある |
| 保証 | 接続機器の補償が付いている製品もある |
特に注意したいのが、雷サージ対策機能には寿命がある製品があることです。
一度大きな雷サージを受けると保護機能が働かなくなるタイプもあるため、表示ランプなどを確認し、必要に応じて交換しましょう。
雷で家電が壊れたらどうする?
雷のあとに家電が動かなくなった場合は、まず無理に電源を入れ続けないことが大切です。
異臭や異音、煙などがある場合は、すぐに使用を中止してください。
また、落雷による家電の故障は、加入している火災保険の補償対象になる場合があります。
火災保険は「火事だけを補償する保険」というイメージがありますが、商品によっては落雷による建物や家財の損害も補償されます。
もし雷のあとにテレビやパソコンなどが故障したら、捨てたり処分したりする前に、保険会社や代理店へ確認してみましょう。
修理業者に相談して、故障状況が分かる見積書などを用意しておくと、保険会社との確認にも役立ちます。
なお、自治体から発行される「罹災証明書」は、火災保険の保険金請求では原則として必要ないと日本損害保険協会が案内しています。
雷対策は「壊れてから」ではなく「近くで鳴る前」に
今回、雷のあとにテレビとルーターが動かなくなったことで、雷対策をもっと考えておけばよかったと感じました。
家電が壊れてから対策するのは難しいので、普段からできることを準備しておくのが大切です。
特に、テレビやパソコン、ゲーム機、ルーターなど、壊れると困る家電があるなら、雷サージ対策を一度確認しておくと安心です。
雷はいつ発生するか分かりません。
「今まで大丈夫だったから大丈夫」と考えず、できる範囲から雷対策を始めておきたいですね。


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