雨の日の洗濯物干しに困っていませんか? また、花粉症の人は洗濯物に花粉が付くと症状の悪化も心配です。かと言って、部屋干しだと生乾き臭や乾きにくさに悩まされることも多いですよね。そこで今回は、臭くなりにくい自作衣類乾燥室のアイデアをご紹介します。
この衣類乾燥室があれば、天候に左右されず、いつでも快適に洗濯物の部屋干しができます。さらに、生乾き臭を防ぎ、電気代も節約できるなど、たくさんのメリットがあります。
自作衣類乾燥室とは?
自作衣類乾燥室とは、自宅の部屋の一画に洗濯物を干すためのランドリールームスペースを自作するものです。市販の除湿機、サーキュレータ(扇風機)を利用して、乾燥時間を短縮したり、生乾き臭を防いだりすることができます。間仕切りカーテンなどで部屋を仕切ることで除湿する空間を小さくして除湿の効率をアップさせます。
自作衣類乾燥室を使う7つのメリット
天候に左右されない、干す時間帯が自由
部屋干しは、雨の日や強風の日など、外干しに不向きな天候でも洗濯物を乾かすことができます。これにより、洗濯日程を気にする必要がなくなります。急な雨や強風で慌てて洗濯物を取り込むということも要らなくなります。また、自分の都合のよい時間に干せるようになります。
要するに天気や時間を気にせずにいつ洗濯物を干しても大丈夫ということです。例えば、仕事から帰って夜に干しても朝には乾いてます。毎日のルーティーンとして組み込めるので一人暮らしや共働きの家庭には特におすすめです。
洗濯物の量や時期によって異なりますが、夏場は3~4時間程度、冬場は7~8時間程度あれば大体のものは乾きます。
生乾きになりにくい
除湿機で除湿して、サーキュレータや扇風機で洗濯物に風を送ることで室内で干しても洗濯物が臭くならないです。さらに部屋干し洗剤と組み合わせると効果的です。ちなみに生乾き防止で私のおすすめの洗剤はライオンの部屋干しトップ除菌EXです。粉洗剤ですが消臭効果はトップクラスです。
洗濯物が汚れない、虫の侵入防止になる
部屋干しなら洗濯物にホコリや自動車の排気ガスなどの汚れが付着しないので衛生的です。近隣の飲食店の匂いや田畑の野焼きの煙などで洗濯物を洗い直す必要がなくなります。
また、部屋干しなら虫が洗濯物に付くことがありません。外で洗濯物を干すと洗濯物を取り込んだときに洗濯物に付着した虫が部屋の中に侵入してしまうことがあります。最近はカメムシの大量発生がニュースになっています。カメムシは明るくて暖かいところが好きなので白いものを好むという特性があります。外に白いシャツやシーツを干すときは注意が必要です。
防犯になる
部屋干しなら下着泥棒のリスクが大幅に低減できます。盗難に遭いそうなものを見えないように工夫して干すという手間がなくなります。通行人の視線を気にする必要もありません。また、夜間干しの場合でも日が暮れて暗くなった外やベランダに出て物干し作業をしなくてもよくなるので安心です。
花粉症対策になる
外で洗濯物を干すと花粉が洗濯物に付着して花粉症の症状が悪化してしまう可能性があります。花粉症の方には部屋干しがおすすめです。閉め切った部屋なら花粉などが付着する心配はありません。
浴室乾燥機より電気代が安価
自作衣類乾燥室で使用する除湿乾燥機とサーキュレータの電気代は1回50円程度です。対して浴室乾燥機の電気代は1回100円程度と言われています。なんと電気代は浴室乾燥機の半分。仮に年間365日使用した場合は50円×365日=18,250円。対して浴室乾燥機は36,500円。年間およそ18,250円お得ということになります。
もしコインランドリーの乾燥機を使用している方の場合は1回1000円程度かかったりしますので、衣類乾燥室を自作することはさらに経済的と言えます。
時短、効率的
夜干して翌朝には乾くので毎日同じ服が着られます。干してある服を毎日着ることで「洗濯物を取り込んで畳んで収納する」という家事を省くことができます。家事のタイパが上がります。また、物干し場を仕切られているので急な来客で洗濯物を隠すという一手間からも解放されます。
ただ、毎日同じ服を着ていると人の目が気になるかもしれません。そんなときはインナーは同じものでも、アウターだけローテーションしたら印象が毎日変わるはずです。所有する衣服を少なくしたいというミニマリストにおオススメです。
自作衣類乾燥室の作り方
準備物
①間仕切り用の突っ張り棒
②カーテン(長丈、短丈)
③ポール用カーテンリング、カーテンフック
④除湿乾燥機
⑤サーキュレーター
⑥物干しラック
⑦ハンガー
作り方
①ニトリなどの伸長式突っ張りカーテンポールで仕切ります。仕切る部屋のサイズや天井の高さに合わせて選びます。
②床から天井までを隙間なくカーテンで仕切ります。ニトリなどで販売されているポールは上部が解放されています。上部の隙間は丈の短い小窓用カフェカーテンなどを使って仕切ります。

③物干しラックを設置します。洗濯物の量や大きさに合わせて選びます。洗濯物に風が当たりやすい形状のハンガーも合わせて選びます。パーカーハンガー、ズボンの筒干し、タオルのずらし干しなど干し方も考慮します。

④除湿乾燥機を設置します。使用する除湿機の種類によって洗濯物が乾きやすい除湿機の設置場所が異なります。除湿機の取扱説明書などを参考に最適な配置を探します。除湿機が吸い取った水分は除湿機のタンクに溜まります。水を捨てる場所が遠い場合は排水用のバケツを用意しておくと便利かもしれません。
除湿機の種類は大きく分けて3種類あります。
・夏場向け(コンプレッサ式)
・冬場向け(デシカント式)
・オールシーズン向け(ハイブリット式)
基本的には一年を通して除湿効果が高いハイブリット式を選ぶと良いと思います。ただし、値段も高く、本体サイズも大きくなります。予算、設置場所、使用時期に合わせて最適なものを選定してください。わたしは三菱電機のコンプレッサ式のサラリを使ってます。冬場は乾きが悪くなるのでエアコンの暖房と併用して乾燥時間を調整しています。
⑤サーキュレーターを設置します。洗濯物全体に風が当たるように配置します。上下左右自動首振り機能のものがおすすめです。また寝室などに近いなど音が気になる場合は静音性が高いDCモーター式を選ぶとよいです。DCモーター式は電気代も比較的安いので一石二鳥です。

まとめ 自作衣類乾燥室はイイこといっぱい
自作衣類乾燥室は、メリットがたくさんあります。
自作衣類乾燥室があれば、洗濯に関する悩みを大幅に解消できます。
ぜひ、あなたも自作衣類乾燥室を作ってみてはいかがでしょうか?
ぜひ挑戦して、快適な洗濯ライフを実現してください!
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