普段、何気なく乗り込んでいる自分の車。移動手段として毎日使っていると、そこはもはや部屋の一部のような感覚になります。自分一人で運転している分には、好きな音楽をかけて、好きな温度に設定して、まさに自由極まりないプライベート空間です。
ところが先日、ふとしたきっかけで「これ、他人が乗ったらどう思うんだろう」という疑問が頭をよぎりました。きっかけは、仕事の同僚を近々車に乗せることになったからです。
自分では全く気にしたことがなかったのですが、人間の鼻というのは恐ろしいもので、同じ環境に居続けるとその場所のニオイに慣れてしまい、何も感じなくなってしまいます。いわゆる「嗅覚疲労」という状態です。自分の家のニオイや自分の車のニオイに気づけないのは、ある意味仕方のないことなのですが、客観的に考えると少し怖くなってきました。
もし、ドアを開けた瞬間に「うわっ、なんか生活臭がする」と思われたら。あるいは、前の日に食べたテイクアウトの食べ物の残り香が漂っていたら。そう考えると、急に居ても立ってもいられなくなりました。
芳香剤が苦手な人のための選択肢
対策を考えようとして、真っ先に思い浮かぶのはカー用品店に並んでいる芳香剤です。しかし、私はあの強い香りがどうしても得意ではありません。フローラルやムスクといった主張の激しい香りが狭い車内に充満していると、それだけで気分が悪くなってしまうことがあります。
「香りでごまかす」のではなく「無にしたい」。
そんなわがままな要望を叶えてくれそうなアイテムを探していたところ、ネットの口コミや清掃のプロの間で評価が高い「技職人魂 無臭職人」というスプレーの存在を知りました。
このアイテムの面白いところは、香料が入っていないのはもちろんのこと、ニオイの元となる成分を直接分解して消し去るという点に特化していることです。ホテルやタクシーなど、不特定多数の人が利用する場所で「次の利用者にニオイを感じさせない」ために使われているという背景を聞き、これなら間違いないだろうと確信しました。
技職人魂 無臭職人 300ml プロの清掃現場でも重宝される、無香料・無臭化に特化した消臭剤です。香りで上書きせず、ニオイの元からアプローチします。

さっそく車内をリセットしてみる
近所のドラッグストアを数軒回ってみたところ、運良く棚に並んでいるのを見つけました。さっそく購入して、休日の昼間に車内の大掃除を敢行することにしました。
まずは基本に忠実に、車内のゴミを捨て、フロアマットを外して砂を払い、掃除機をかけます。これだけでも気分がスッキリしますが、本番はここからです。買ってきたスプレーを手に、車内全体に吹きかけていきます。
コツは「空間」ではなく「布面」を狙うことだそうです。車のシート、フロアマット、そして意外とニオイを吸っている天井の布部分。これらに向かって、少ししっとりするくらいまで満遍なくスプレーしていきます。
スプレーした直後はわずかに独特の成分の感じがしますが、それもすぐに消えていきます。窓を全開にして風を通しながら、しばらく放置して乾燥させました。
無臭という名の最高のおもてなし
作業が終わってから一度車を離れ、数時間後に改めてドアを開けてみました。
驚いたのは、本当に「何もしない」ということです。芳香剤を置いた時の「頑張って掃除しました」という主張が一切なく、ただただ空気が澄んでいるような、フラットな状態。これこそが求めていた環境でした。
同僚を乗せるのは10日ほど先ですが、今のうちにこの「無の状態」を作っておけたことで、心の余裕が生まれました。自分では気づけないニオイの不安が解消されると、誰かを乗せることへのハードルがぐっと下がります。
もし、芳香剤の香りが苦手で、でも自分の車のニオイがちょっと心配だという人がいたら、こうしたプロ仕様の無香消臭剤を試してみる価値はあると思います。派手さはありませんが、確実に仕事をしてくれる道具というのは、使っていてとても気持ちが良いものです。













コメント