雨の日が続くと、洗濯物が乾かなかったり、体が重く感じられたりして、すっきりしない日が増えます。実は日本には、一般的に知られている6月の梅雨以外にも、季節ごとの長雨にさまざまな名前が付けられていることを知りました。今回は、知っていると少し毎日が過ごしやすくなる、日本の雨の季節についてお話しします。
日本のカレンダーを振り返ってみると、季節の変わり目には前線が停滞しやすくなり、長雨が続く時期があります。私たちがよく知っている初夏の梅雨以外にも、季節ごとの長雨にはさまざまな呼び名があります。
| 時期 | 呼び名 | 季節の目安 |
| 3月下旬〜4月上旬 | 菜種梅雨(なたねづゆ) | 菜の花が咲く頃の長雨 |
| 5月上旬〜中旬 | 卯の花梅雨(うのはなづゆ) | 本格的な梅雨の前にぐずつく時期 |
| 5月下旬〜6月上旬 | 走り梅雨(はしりづゆ) | 梅雨の直前に雨天が続く先触れの時期 |
| 6月〜7月 | 梅雨(つゆ) | 梅の実が熟すおなじみの長雨 |
| 7月中旬〜下旬 | 返り梅雨(かえりづゆ) | 梅雨明けの後に雨が逆戻りする現象 |
| 8月後半〜9月 | 秋雨・すすき梅雨 | 秋の気配とともに訪れる長雨 |
| 11月下旬〜12月上旬 | さざんか梅雨(さざんかづゆ) | 冬の初めに曇りや雨が続く時期 |
なお、これらの呼び名の多くは気象庁が正式に定義しているものではなく、昔から使われてきた季節の言葉です。このように書き出してみると、季節の変わり目ごとに長雨の時期があることがわかりますね。
日本にこれほど多くの雨の時期があるのは、日本の地理的な位置が関係しています。日本は南からの暖かく湿った空気と、北からの冷たい空気がぶつかりやすい場所に位置しています。
季節が変わるたびにこれらの暖かい空気と冷たい空気がぶつかることで前線が停滞しやすくなるため、それぞれの季節で長雨が発生します。気象庁が正式に発表する「梅雨入り・梅雨明け」は初夏の時期だけですが、古くから日本人は、それぞれの季節に訪れる長雨に情緒のある名前をつけて呼んできました。
天気が崩れる時期がこんなにたくさんあると聞くと、少し憂鬱な気持ちになるかもしれません。しかし、この季節ごとの長雨の時期をあらかじめ把握しておくことは、日々の体調管理に役立つことがあります。
気圧の変化や雨が続くと、頭が痛くなったり、体がだるくなったりする体調不良が起こりやすくなります。雨や低気圧によって体がすっきりしないときは、気圧の変化によって内耳が刺激を受け、自律神経のバランスに影響すると考えられています。
あらかじめカレンダーを見て「そろそろ次の長雨のシーズンが来るな」と予測ができていれば、以下のような事前の備えが可能になります。
- スケジュールに余裕を持たせ、無理な外出を控える
- 体調管理のためのケアグッズを早めに手元に置いておく
- 洗濯物の乾燥対策や、家の中でできるリフレッシュ方法を準備しておく
時期がわかっていれば、体調が優れない日があっても「自分の怠け癖ではなく、季節や気圧の変化の影響かもしれない」と冷静に受け止めることができます。理由がはっきりするだけで、気持ちがとても楽になります。
実際に体調が崩れそうだと感じたときに、自宅で簡単に試すことができる対策をまとめました。
- 耳の周りの血行を良くする
両耳を軽くつまんで、上や下、横に引っ張ったり、後ろに向けて数回ぐるぐると回したりします。耳の周りを温めることで血流が良くなり、不快感が和らぐことがあります。 - 首の後ろを温める
温かい蒸しタオルなどを首の後ろに当てることで、緊張した体をリラックスさせることができます。 - 無理をせず休む
雨の日はいつも通りのパフォーマンスが出なくて当然です。予定を詰め込まず、温かい飲み物を飲んで早めに休むことが、一つの有効な対処法になります。
植物の名前がつけられた多くの雨の時期を知ることで、ただうっとうしいと感じていた雨の日も、季節が進んでいるサインとして捉えられるようになりました。体調管理の目安として季節ごとの長雨の時期を上手く活用しながら、雨の季節を乗り切っていきましょう。










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