タイパ、ウェルビーイング…最近のカタカナ用語100選!仕事と日常のわからないを解消

タイパ、ウェルビーイング…最近のカタカナ用語100選!仕事と日常のわからないを解消

最近、テレビをつけても雑誌を読んでも、聞いたことがないカタカナ用語が次から次へと流れてきます。当たり前のように使われていますが、正直なところ「それはどういう意味?」と心の中で突っ込んでしまうことが増えました。

時代に置いて行かれているような、自分だけ知らない言語を話されているような、なんとも言えないモヤモヤした気持ちになります。以前はもっと、誰にでも伝わる言葉が選ばれていたような気がするのですが、最近はわからないことが前提のまま話が進んでいくような、不思議なスピード感があります。

そこで、最近よく耳にする言葉を自分なりに整理してみました。まずは、仕事の場面でよく使われるビジネス用語からです。これらは特に、知っていることがマナーであるかのように振る舞われることが多く、戸惑う原因になりがちです。

目次

仕事で遭遇するカタカナ用語 50選

【ア行】

  • アサイン:割り当て、任命
  • アジェンダ:議題、会議の予定
  • アジャイル:素早い、柔軟な(開発手法など)
  • アセット:資産、利点、強み
  • アライアンス:提携、同盟
  • アテンド:接待する、付き添う
  • イニシアチブ:主導権
  • イシュー:課題、論点、問題
  • インセンティブ:動機付け、報奨金
  • インバウンド:外から中に入る(訪日客、受電など)
  • エビデンス:証拠、根拠
  • エスカレーション:上司への報告、段階的拡大
  • エクスキューズ:言い訳、釈明
  • オンスケ:予定通り(オンスケジュールの略)
  • オミット:除外する、省く

【カ行】

  • ガバナンス:企業統治(管理・支配の仕組み)
  • コミット:責任を持つ、約束する
  • コンセンサス:合意、根回し
  • コンプライアンス:法令遵守
  • コアコンピタンス:他社に真似できない核となる強み
  • キャパ:許容量(キャパシティの略)
  • キュレーション:情報を整理・編集すること
  • クロージング:契約を結ぶ、締めくくる

【サ行】

  • サマリー:要約、まとめ
  • サステナブル:持続可能な
  • スキーム:計画、枠組み、仕組み
  • ステークホルダー:利害関係者(顧客・社員・株主など)
  • セグメント:区分、断片
  • ソリューション:解決策
  • シナジー:相乗効果

【タ・ナ・ハ行】

  • タイパ:タイムパフォーマンス(時間対効果)
  • タスク:やるべき仕事、作業
  • デフォルト:初期設定、標準、当たり前
  • ナレッジ:知識、有益な情報
  • バイアス:偏見、先入観
  • バッファ:余裕、ゆとり(時間や在庫など)
  • フィックス:最終決定、確定
  • フィードバック:評価・感想を伝える
  • フェーズ:段階、局面
  • ブラッシュアップ:練り上げる、より良くする
  • ペンディング:保留、先送り
  • ベネフィット:利益、恩恵

【マ・ヤ・ラ・ワ行】

  • マインドセット:考え方、心構え
  • マイルストーン:中間目標、節目の工程
  • マネタイズ:収益化する、お金に変える
  • メソッド:方法、方式
  • リスケ:予定変更(リスケジュールの略)
  • リテラシー:読み解く能力、活用する力
  • リスキリング:新しいスキルの学び直し
  • ワークフロー:業務の流れ、一連の手順

こうして並べてみると、やはり圧倒されます。日本語で言ったほうが早いのではと思うものも混じっていますが、今の現場ではこれらが標準になっているようです。例えば「アサイン」は「割り当て」、「ペンディング」は「保留」で十分通じるはずなのですが、カタカナにすることで少し専門的な雰囲気が出るのでしょうか。

こうした言葉に囲まれていると、本来の内容よりも「言葉を使いこなすこと」に意識が向いてしまいそうになります。しかし、よく観察してみると、使っている側もそれほど厳密な意味を理解しておらず、なんとなくのニュアンスで口にしている場面も見受けられます。あまり難しく考えすぎず、記号のようなものだと割り切るのが精神衛生上よさそうです。

次は、日常生活やニュースでよく見かける言葉です。ここ数年ほどで一気に広まった、比較的新しい感覚のものを集めました。暮らしに関わる言葉は、私たちの価値観の変化がそのまま反映されているようです。

暮らし・ニュース・日常の言葉 50選

  1. カーボンニュートラル:脱炭素。温室効果ガスの排出を実質ゼロにすること。
  2. SDGs(エスディージーズ):持続可能な開発目標。2030年までの国際目標。
  3. アンコンシャス・バイアス:無意識の偏見。自分では気づかない思い込み。
  4. エコーチェンバー:SNSで似た意見ばかりが届き、考えが偏る現象。
  5. デジタルタトゥー:ネットに出ると一生消せない個人情報や悪評。
  6. ファクトチェック:情報の真偽を検証すること。
  7. インクルーシブ:排除しない。障害の有無に関わらず全員一緒という考え。
  8. エシカル消費:環境や社会に配慮した買い物。
  9. ジェンダーレス:男女の境界をなくし、性別を区別しない考え方。
  10. アフォーダブル:手が届く、手頃な価格設定。
  11. ポピュリズム:大衆迎合。感情に訴えて支持を得る政治姿勢。
  12. マニフェスト:政権公約。具体的な約束事。
  13. ハザードマップ:被害予測地図。災害時の危険場所を示したもの。
  14. クラスター:集団感染。または同種の集まり。
  15. ロックダウン:都市封鎖。外出制限。
  16. 生成AI:文章や画像を作り出す人工知能。
  17. メタバース:ネット上の仮想空間。
  18. NFT:複製不能なデジタル資産。本物の証明がつく技術。
  19. アルゴリズム:計算手順。SNSのおすすめを決める仕組み。
  20. サブスク(サブスクリプション):定額制サービス。定額払いで期間内使い放題。
  21. キャッシュレス:現金を使わない決済。
  22. ギグワーク:ネットを通じて単発で請け負う仕事。
  23. ワーケーション:仕事と休暇を同時に行うこと。
  24. スマート家電:ネットに繋がりスマホで操作できる家電。
  25. 5G:超高速の通信規格。
  26. クラウドファンディング:ネットで不特定多数から資金を募る仕組み。
  27. ダークモード:画面を黒基調にする設定。
  28. ウェルビーイング:心も体も満たされた、持続的な幸せ。
  29. フレイル:加齢による衰え。健康と要介護の間の状態。
  30. レジリエンス:折れない心。立ち直る力。
  31. マインドフルネス:今この瞬間に集中し、心を整えること。
  32. HSP:非常に感受性が強く、刺激に敏感な気質。
  33. ボディポジティブ:ありのままの体型を肯定する運動。
  34. セルフケア:自分で自分の健康を守り、手入れすること。
  35. デジタルデトックス:一定期間ネットから離れること。
  36. 推し活:好きなアイドルやキャラを応援する活動。
  37. タイパ:時間対効果。短い時間で効率よく満足すること。
  38. ソロ活:一人で外食や旅行を楽しむ活動。
  39. インフルエンサー:SNSで消費に影響を与える人。
  40. シェアリングエコノミー:車や部屋を共有する経済。
  41. アップサイクル:ゴミを価値の高いものに作り変えること。
  42. フードロス:食べられるのに捨てられる食品。
  43. ヴィーガン:完全菜食主義。卵や乳製品も避ける。
  44. ポイ活:ポイントを貯めて節約する活動。
  45. ステマ:宣伝であることを隠して口コミを装うこと。
  46. ライフハック:生活を便利にするための裏技。
  47. ミニマリスト:持ち物を最小限に減らす人。
  48. リノベーション:建物を現代に合わせて大規模に改装すること。
  49. パワーワード:強烈な印象を残す言葉。
  50. マウント:優位性を自慢して上の立場に立とうとすること。

こちらのリストは、技術の進歩や社会問題の変化が色濃く反映されています。インターネットが暮らしの隅々まで行き渡ったことで、昔は存在しなかった現象に名前がついたという側面もあるのでしょう。

例えば「デジタルタトゥー」や「エコーチェンバー」などは、ひと昔前には想像もできなかった事態を表しています。また「タイパ」や「推し活」といった言葉からは、今の私たちが何に価値を置き、何に時間を使いたいと考えているのかが透けて見えます。言葉の変化は、そのまま私たちの暮らしの変化そのものなのですね。

それにしても、これほど多くの新しい名称が短期間に定着したことには驚かされます。一度調べて意味がわかれば「なるほど」と納得できるものも多いですが、初見でその意味を推測するのはなかなか困難です。特に公共の電波や役所の書類などで、説明なしにこれらの語句が登場すると、どうしても突き放されたような寂しさを覚えてしまいます。

言葉に振り回されないために

調べてみて感じたのは、これらは単なる流行というだけでなく、社会の仕組みが変わったことで必要に迫られて生まれた言葉も多いということです。世界的な環境意識の高まりや、急速なデジタル化、そして人々の生き方の多様化。そうした大きなうねりを表現するために、既存の日本語では収まりきらなくなった部分をカタカナが補っているのかもしれません。

すべてを暗記しようとすると疲れてしまいますが、わからない言葉が出てきたらその都度「日本語に直すとどうなるか」を確認するだけで、少し視界が開ける気がします。無理に使いこなす必要はありません。大切なのは、言葉そのものではなく、その背景にある社会の変化をなんとなく把握しておくことではないでしょうか。

「日本語で言えばいいのに」という気持ちは持ちつつも、今の時代の空気感を知るための道具として、これらと付き合っていければと思います。言葉は時代とともに移ろうもの。いつかまた、これらのカタカナ語も古い言葉になり、新しい何かに置き換わっていくのでしょう。

もし他にも気になる言葉があれば、また調べてみたいと思います。新しい言葉に出会うたびに、ほんの少しだけ、今の世界を知るきっかけが手に入る。そんなふうに前向きに捉えていきたいものです。

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この記事を書いた人

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