ポータブル機器の寿命は「電池」で決まる!買い替え目安と長持ちさせる3つの方法

ポータブル機器の寿命は「電池」で決まる!買い替え目安と長持ちさせる3つの方法

最近は、本当に便利なものが増えましたよね!ワイヤレスイヤホン、充電式の歯ブラシ、手持ちの扇風機(ハンディーファン)など、コードなしで使えるポータブル機器は、私たちの生活になくてはならない存在になりました。

これらの便利な機器を動かしているのが、「リチウムイオン電池」という小さな高性能バッテリーです。軽くてパワフルだからこそ、小さな機器を長時間動かせるわけです。

ただ、この電池は基本的に交換できません。だから、「電池が弱ってきたら、それがイコール機器の寿命」ということになってしまうんです。

せっかく買ったお気に入りの機器、できるだけ長く使いたいですよね。ここでは、電池の寿命を延ばすコツと、買い替えのタイミングについて、簡単に解説します。

目次

「2年〜3年が目安」と考えれば気楽です

スマートフォンやイヤホンを毎日充電していると、「あれ?最近、前より充電が持たなくなったな」と感じる瞬間が必ず来ます。

リチウムイオン電池には寿命があり、充電と放電を繰り返す回数(サイクル)がおよそ300回から500回を超えると、新品だった頃の力の8割程度まで落ちてしまうと言われています。この「8割」が、私たちが「もう電池が弱ってきたな」と感じ始める目安です。

  • 毎日充電する機器(イヤホンなど):1年で365回サイクルを消費するので、1年半から2年ほどで「電池の持ちが悪い」と感じ始めるかもしれません。
  • たまに充電する機器(ハンディーファンなど):充電の回数が少ない分、もう少し長く3年〜5年使えることもあります。

もちろん、製品の品質や使い方で変わりますが、ほとんどのポータブル機器は「2年から3年で買い替えるかも」と、心の準備をしておくと、いざという時に焦らずに済みますし、新しい技術の製品に買い替える楽しみもできますよ。

電池の寿命を少しでも延ばす!3つの簡単テクニック

高価な機器や、とても気に入っているものは、少しでも長く使いたいですよね。電池の寿命を縮めてしまう最大の原因は「」と「電池が満タンすぎること/空っぽすぎること」です。

この2つを避けるだけで、機器を長持ちさせることができます。

1. 熱い場所には放置しないこと

熱は電池にとって大敵です。電池が熱くなると、中の素材が早く傷んでしまいます。

  • 夏の車内や、直射日光が当たる窓辺には絶対に放置しないでください。これは一番寿命を縮める行為です。
  • 充電中に機器が熱くなるのは仕方がありませんが、充電をしながら分厚いカバーをつけたり、布団の中で操作したりするのは避けましょう。

2. 「充電しっぱなし」は避ける

実は、電池は「満タン(100%)」の状態が長く続くのが苦手です。スマートフォンやパソコンと同じで、満タンのまま充電ケーブルを挿しっぱなしにしておくと、少しずつ電池に負担がかかっています。

  • 充電が100%になったら、できるだけすぐにケーブルを抜くように心がけましょう。

3. 「完全な空っぽ」になる前に充電する

逆に、電池残量が0%になって、そのまま長い間放置するのも絶対に避けてください。電池が深手を負ってしまい、次に充電しようとしてもまったくできなくなる(再起不能になる)ことがあります。

  • 理想は、電池残量が20%〜80%の間で使うことです。完全に空っぽになる前に、こまめに少しだけ充電してあげるのが、電池にとっては一番優しい使い方です。
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