長年愛用してきた楽天ポイントカードが、ある日突然、表と裏でパカッと分離してしまった。磁気カードの表面が剥離して、プラスチックの層が二枚に分かれてしまったのだ。毎日、財布から出し入れして酷使してきた証拠かもしれないが、いざ目の前でバラバラになったカードを見ると、何とも言えないショックと不安に襲われる。
このままでは使えないし、かといってこれまで貯めてきたポイントが消えてしまうのは困る。今回は、カードが分離してしまった時に私が実際に取った行動と、やってはいけないNG対応、そして最終的に行き着いた「最強のバックアップ体制」についての体験談をまとめたい。
接着剤で直すのは「百害あって一利なし」
カードが分離した瞬間、多くの人が最初に思いつくのは「接着剤でくっつければいいのではないか」ということだろう。私もその一人だった。家にあった強力接着剤を持ち出し、慎重に二枚の層を貼り合わせた。見た目は元通りになり、一見すると「これで解決だ」と思ってしまう。
しかし、これは非常に危険な行為だ。実際にくっつけてみて分かったが、接着剤を使うとどうしてもカードの厚みがわずかに増してしまう。また、乾燥した接着剤がはみ出したり、使っているうちに再び剥がれてきたりするリスクがある。
もしこのカードを、お店のレジにある「カードをスライドさせるタイプ」や「中に吸い込むタイプ」の読み取り機に通してしまったらどうなるだろうか。中でまた分離するかもしれない。厚みのせいで中で詰まったり、接着剤が機械の内部に付着して故障させたりする可能性もある。お店の機械を壊してしまえば、ポイント云々では済まない大問題になりかねない。
「バーコードを読み取ってもらうだけなら大丈夫だろう」と自分に言い聞かせても、レジでカードを出すたびに「機械を通してくださいと言われたらどうしよう」とビクビクするのは精神衛生上よろしくない。結局、接着剤で直したカードは「使えないカード」として早々に引退させるべきなのだ。
新しいカードへの切り替えは驚くほど簡単だった
壊れたカードの代わりを手に入れるのは、想像以上に簡単だった。楽天ポイントカードの加盟店に行けば、新しいカードは無料で配布されている。私はミスタードーナツに立ち寄り、レジ横で新しいカードを一部もらってきた。マクドナルドやファミリーマートなど、身近なお店で手に入るのは本当にありがたい。
新しいカードを手に入れて次に気になるのは「古いカードに貯まっているポイントはどうなるのか」という点だ。カードを新しくしたらポイントもゼロからスタートだと思っていたのだが、実は楽天のシステムは非常に賢い。
インターネットで「楽天ポイントカード利用登録」のページにアクセスし、今使っている楽天IDでログインする。そこで、新しくもらってきたカードの裏面にある16桁の番号と7桁のセキュリティコードを入力する。作業はこれだけだ。
これを行うだけで、古いカードの履歴と新しいカードが同じアカウントに紐付けられ、ポイントが自動的に統合される。古いカードから新しいカードへ「ポイントを移す」という面倒な作業は一切不要。ただ「追加登録」するだけで、これまでのポイントをそのまま新しいカードで使えるようになるのだ。
アプリという「壊れないカード」を導入する
今回、カードが物理的に壊れたことで痛感したのは、形あるものはいつか壊れるということだ。そこで、新しいカードを登録するついでに「楽天ポイントカードアプリ」もスマホにインストールしてみた。
スマホでバーコードを表示させるだけなら、カードが分離することもないし、財布の中でかさばることもない。何より、常に最新のポイント残高や期間限定ポイントの期限が手元で確認できるのが非常に便利だ。
アプリがあれば、もう物理カードはいらないのではないかとも思ったが、実は「両方持っておくこと」に大きなメリットがある。スマホの充電が切れてしまった時や、お店の電波状況が悪くてアプリが開かない時、スマホを取り出すのが面倒くさい時には、財布に入っている物理カードを使う方が都合よい。
物理カードとスマホアプリ。この二段構えにしておくことで、どのような状況でも確実にポイントを貯め、使うことができる「最強の体制」が整った。
古いカードの末路
新しいカードへの登録が無事に終わり、ポイントが引き継げていることを確認できたら、役目を終えた古いカードとはお別れだ。接着剤で厚くなったカードは、誤って機械に通してしまわないように、ハサミでバラバラに裁断して処分した。
特に裏面の磁気ストライプ部分とバーコード部分は、悪用防止のためにも念入りに切り刻んでおくのが安心だ。
カードが分離してしまった時は、一瞬「ポイントがなくなるかも」と焦るが、正しく対処すれば数分の登録作業で元通りになる。接着剤で無理に直そうとせず、潔く新しいカードを手に入れて、アプリとの併用を開始するのが、最もスマートで安全な解決策だと言えるだろう。これで今日からまた、安心して楽天ポイントを貯める生活に戻ることができる。


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