最近、愛用しているスマートウォッチの元気が急になくなってしまいました。本来ならフル充電で1週間は余裕で持つはずなのに、なぜか2日ほどでバッテリー残量がピンチになってしまうのです。
特に設定を変えたわけでもないし、使い方が激しくなったわけでもありません。故障かなと疑い始め、買い替えの文字が頭をよぎりました。しかし、よくよく振り返ってみると、心当たりがひとつだけありました。それは「夜の置き場所」を変えたことです。
これまでは寝室のサイドテーブルに置いていたのですが、なんとなくリビングの棚に置くようにした時期と、バッテリーの減りが早まった時期が重なっていたのです。
犯人は意外なところに
原因を調べてみて、ようやく謎が解けました。バッテリーを猛烈に消費していた犯人は、故障でも寿命でもなく、スマホとの「接続と切断のループ」でした。
私は寝るとき、スマートフォンを寝室へ持っていきます。一方で、スマートウォッチはリビングに置いたまま。このリビングと寝室の距離が、絶妙に「繋がるか切れるか」の境界線だったようです。
スマートウォッチは、スマホとの接続が切れると一生懸命に相手を探そうとします。そして、かすかな電波を拾って再接続に成功したかと思えば、電波が安定しないことですぐに切断される。この繰り返しが、一晩中続いていたわけです。
さらに追い打ちをかけたのが、接続が切れるたびに作動するバイブレーション機能でした。私の使っている機種は、接続状態が変わるたびに「ブブッ」と振動して知らせてくれます。誰もいないリビングで、一晩中ウォッチが一人で震え続けていたのだと思うと、なんだか申し訳ない気持ちになりました。
盲点だったBluetoothの通信距離
スマートウォッチのバッテリーを最も消費する要素は、画面の明るさやセンサーの測定頻度だと思い込んでいました。しかし、実は「不安定な通信」こそが大きな落とし穴だったのです。
Bluetoothの通信距離は、遮蔽物がない状態なら10メートル程度と言われていますが、家の壁や家具を挟むと一気に不安定になります。ギリギリ届く距離にデバイスを置いておくのは、バッテリーにとっては一番過酷な環境だったようです。
「ただ置いておくだけ」という、一見すると電力を使わなそうな状態が、実は一番電力を消耗させていたというのは意外な発見でした。
置き場所を変えただけで解決
対策は非常にシンプルです。スマートウォッチをリビングに置き去りにするのをやめて、スマホと一緒に寝室へ持っていくことにしました。
結果は劇的でした。置き場所を数メートル移動させただけで、バッテリーの持ちが以前の快調な状態に戻ったのです。2日で空になっていたのが嘘のように、また1週間使い続けられるようになりました。
もし、皆さんのスマートウォッチも「最近、急に電池の減りが早くなったな」と感じることがあれば、まずはスマホとの距離を確認してみてください。特に、夜間にデバイス同士を引き離して置いていないでしょうか。
ちなみにスマホのBluetoothの設定をオフにすることでも接続の繰り返しを止めることはできるかもしれません。ただ、毎日設定を変更するのは手間かも。
日常の中のちょっとした工夫
今回の件で、便利な道具も使い手側のちょっとした配慮が必要なのだと再認識しました。故障を疑って修理に出したり、新しいものを買いに走ったりする前に、まずは自分の生活動線とデバイスの通信環境を見直してみるものですね。
特別な設定変更も、追加の出費も必要ありません。ただ、寝る時に一緒に移動させるだけ。これだけでデバイスの寿命を縮めずに済み、毎日の充電の煩わしさからも解放されました。
今は枕元でスマホの隣に並んでいるウォッチを見て、ようやく落ち着いて休めているなと安心しています。これで明日からも、またしっかり働いてくれそうです。


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