「やりたいけど、どう思われるかな？」
この心のつぶやきに、どれだけ多くのチャンスを逃してきたか、数え切れません。特に、人からどう見られるか不安で、行動をためらうことがよくありました。
でも、ある日気づいたんです。私が気にしているほど、誰も私のことなんて見ていない！と。この発見が、私を自由にしてくれました。
ここからは、私が実際に「誰も見ていない」を合言葉に行動して、心が軽くなった体験談をお話しします。
挑戦したファッションは「誰も気にしない」
あるとき、急に派手な色のジャケットに挑戦したくなりました。でも、「浮いてしまうかな」「年甲斐もなく変な格好と思われたらどうしよう」と、鏡の前で何日も悩みました。結局、着たい気持ちに負けて、思い切ってそれを着て出かけることにしました。
私の心配：「すれ違う人全員が、私のジャケットに注目しているはずだ」
実際の出来事： カフェに入っても、電車に乗っても、誰も私のジャケットについて一瞬たりとも気にしていない様子でした。みんなスマホを見ているか、自分の連れと話しているか、考え事をしているか。私の派手な色など、世界にとってはどうでもいいことでした。
- 私がこの体験から学んだこと： ファッションの目的は、自分が着ていて「楽しい！」と思えるかどうか。 他人の目線なんて、信号待ちのわずか数秒で消えていくものです。この一件以来、私は着たい服を自信を持って選べるようになりました。
会議での沈黙を破った「誰も覚えていない」という確信
仕事で、自分のアイデアを提案すべき会議がありました。しかし、提案の内容が少しニッチで、的外れな意見だったらどうしよう、と口を開けずにいました。
私の心配：「変な意見だと思われたら、キャリアに傷がつく」「周りから『この人はズレている』とレッテルを貼られる」
実際の出来事： 意を決して、少し震える声で意見を言いました。上司は「なるほど」と頷き、議論は次の議題へ。会議が終わった後、誰一人として私の意見について言及してきませんでした。翌日も、その翌週も、誰もその意見を話題にしませんでした。
- 私がこの体験から学んだこと： みんな、自分の仕事で忙しい。 他人があなたの発言を覚えている時間なんて、本当に短い。私は「失敗しても大丈夫、誰も覚えていないから」と心の中で唱えて、次の会議からは発言のハードルが下がりました。多少変なことを言っても、次の瞬間には周りの人たちの意識は別のところへ飛んでいます。
大幅イメチェン！「変化に気づくのは親しい人だけ」
数年ぶりに髪型をガラッと変えたときの話です。
私の心配：「周囲から一斉に『どうしたの！？』と聞かれるのが嫌だ」「似合わないと言われたらどうしよう」
実際の出来事： 翌日、職場で声をかけてきたのは、私の席が隣で、毎朝挨拶をするごく親しい数人のみでした。「似合うね！」「思い切ったね！」というポジティブな反応ばかり。それ以外の人は、私の髪型が変わったことにすら気づいていないようでした。
- 私がこの体験から学んだこと： 変化に気づいてくれるのは、あなたのことを大切に思っている人だけで、彼らはあなたの挑戦を応援してくれます。もしネガティブなことを言う人がいたとしても、それはただの「心の雑音」として処理してしまえばいいと割り切れるようになりました。
私が実践する「他人の目」を気にしないマイルール
これらの体験を通して、私が身につけたシンプルな考え方があります。
- 他人への意識を「1％ルール」にする： 誰かに何か言われたり、評価されたりすることを恐れるのは、自分の全エネルギーの1％だけで十分。残りの99％は、自分の「やりたい」という気持ちと「行動の準備」に使う。
- 「スポットライト効果」を逆手に取る： 「誰も私を見ていない。誰も私を気に留めていない」と確信する。誰も見ていないなら、何をしても自由！と、開き直る。
- 「失敗の記憶」はすぐに上書きされることを知る： 誰かに笑われても、それは一瞬で忘れ去られる。あなたの人生は続くが、他人の記憶はすぐに新しい情報に上書きされる。
みんなそれぞれ自分が中心の世界の中で暮らしています。自分以外の人のことなんて気に留めるのは短時間のことです。私自身、特別気にかけている人以外の人がどんな行動をとったかなんてすぐに忘れてしまいます。
要するに、すべては自分の心の中で「どうにでもなる」ということです。他人の評価に自分の行動の価値を委ねるのは、もうやめにしましょう。
あなたが本当にやりたいことに、誰も気にしていない自由を味方につけて、思い切り挑戦してみてください。その一歩は、想像以上に簡単で、楽しいはずですよ。
コメント