ある日届いた、一通のメール。何気なく開いてみたら、思わず二度見してしまった。
「年会費改定のお知らせ」
そこに書かれていたのは、これまで「年1回使えば無料」で、実質500円くらいだった年会費が、次から一気に2,000円近くまで跳ね上がるという非情な宣告。
1,500円くらいの差といえばそうなんだけど、これまでの4倍。ランチ1回どころか、ちょっといいランチが食べられる金額だ。この値上げがなければ、私はきっと今年も「まあ、どこかで1回使えばいいか」なんて思いながら、カードを財布の肥やしにし続けていたと思う。
お得のつもりが「ストレス」になっていた
クレジットカードって、気づくと増えている。ポイントが貯まるとか、あのお店で割引になるとか、作ったときはそれなりの「お得」があったはず。
でも、結局メインで使うカードは決まってくる。今回解約を決めたカードも、もう何年もまともに使っていなかった。それなのに、「年1回は使わないと年会費がかかる」というルールがあるせいで、心のどこかで「あ、あのカードまだ使ってないな」と、宿題をずっと抱えているような状態だった。
複数枚持っていると、引き落とし日や残高の管理も地味に面倒だ。お得を求めて作ったはずのカードが、いつの間にか自分を疲れさせる「ストレス」になっていたことに、値上げの通知でようやく気づかされた。
「解約=面倒」という先入観との戦い
とはいえ、解約って聞くだけで腰が重くなる。
意を決して会員サイトのログイン画面を開く。IDとパスワードを入力するも、「IDかパスワードが間違っています」のメッセージ表示、、、あれ?IDが違ったかな?大文字?小文字?何だっけ?あれこれ変えて入力してもログインできず。そんな状態が続いて、「また今度でいいや」と放置すること数年と数ヶ月。
実際、私はパスワードも暗証番号もきれいさっぱり忘れていた。この「分からない」という状態が、解約への心理的な壁をどんどん高くしていた。
でも、使ってもいないカードにこれから毎年2,000円払うのは、やっぱりどう考えてももったいない。意を決して、カードの裏にある電話番号にダイヤルしてみることにした。
拍子抜けするほど一瞬で終わった「お別れ」
電話をかけてみたら、私のこれまでの悩みは何だったのかと思うほど、あっさり終わった。
流れてきたのは、機械の自動音声。「解約の方は〇番を」と言われるがままにプッシュボタンをポチポチしていく。心配していた暗証番号も、忘れた人向けのメニューがあって、本人確認の情報を入力するだけでスムーズに進んだ。
オペレーターの人と話すこともなく、引き止められることもなく、たった数分で「解約が完了しました」というアナウンス。あんなに長期間放置していたのに、終わってみればカップラーメンができるより早かった。
電話を切ったあと、驚くほどスッキリした気分になった。2,000円浮いたことも嬉しいけれど、それ以上に「ずっと気になっていた小さなトゲ」が抜けたような、そんな解放感。
後回しは損なだけ!「放置ヨクナイ」の法則
今回のことで、つくづく「放置はいいことないな」と痛感した。
もし私が今回も「手続きが面倒だし」とメールを閉じていたら、今頃は知らないうちに2,000円が口座から引かれ、さらにその後1年間も「いつか使わなきゃ」という小さなストレスを抱え続けていたはずだ。
人間、面倒なことはついつい後回しにしてしまうけれど、クレジットカードの整理に関しては「すぐにやる」のが一番コスパが良い。特に年会費がかかるタイミングは待ってくれないから、気づいた今が最大のチャンスだ。
「パスワードを忘れた」「電話でのやりとりが面倒」……そんな思い込みで放置している時間は、実は一番もったいない。やってみれば、暗証番号すら忘れていた私でも、ポチポチとボタンを押すだけであっけなく終わった。「もっと早くやっておけばよかった」と後悔。
もしあなたの財布や引き出しに、役割を終えたカードが眠っているなら、今すぐカードの裏面を見て行動してほしい。
放置ヨクナイ、すぐにやってみよう。
電話を切ったあとに訪れる、あの「何だ、こんなに簡単だったんだ!」という驚きと、視界がパッと明るくなるようなスッキリ感を、ぜひあなたにも味わってほしいと思う。


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