先日、スマートフォンをPixel 9aに買い替えました。最新の端末は操作感も非常にスムーズで満足しているのですが、一点だけ気になっていたのが自宅のWi-Fi環境です。
これまで使っていたルーターは、数年前に導入したWi-Fi 5対応の古いモデルでした。普段のネットサーフィン程度なら問題ありませんが、最新のスマホが持っている本来の通信性能を引き出すには、ルーターがボトルネックになっていると感じたのです。せっかく高性能なスマホを手に入れたのだから、その足回りとなるネットワーク環境もしっかり整えたいと考えました。
規格選びの迷い:Wi-Fi 6、6E、それとも7か
ルーターを買い替えるにあたって、まずは最新の規格について調べました。現在、選択肢となるのはWi-Fi 6、6E、そして最新のWi-Fi 7の3つです。それぞれの性能差を整理すると、以下のようになります。
- Wi-Fi 6: 従来の5GHz帯と2.4GHz帯を使用します。効率は良くなっていますが、周囲の電波干渉を受けやすい点は変わりません。
- Wi-Fi 6E: ここから新しく「6GHz帯」が使えるようになります。混雑のない専用の電波エリアが広がるため、安定感が劇的に向上します。
- Wi-Fi 7: 6Eのメリットに加え、通信の帯域幅(一度に送れるデータの量)が2倍になり、複数の電波を束ねて通信する技術も導入されました。
将来登場するであろうWi-Fi 8を待つという選択肢もありましたが、普及までにはまだ数年かかります。今のPixel 9aを最高の状態で使うなら、圧倒的な速度と安定性を誇るWi-Fi 7を選ぶのが、今できる最良の投資だと判断しました。
「トライバンド」がもたらす3つの電波の使い分け
規格と合わせて重視したのが、電波の通り道の数を示す「バンド」です。今回は、以下の3つの電波を同時に使い分けることができる「トライバンド」モデルを選びました。
- 2.4GHz帯: 速度は控えめですが、壁などの障害物に強く、遠くまで届きます。スマートスピーカーなどの家電に向いています。
- 5GHz帯: 高速でバランスが良いですが、近隣のWi-Fiや気象レーダーの影響を受けることがあります。
- 6GHz帯: Wi-Fi 7の目玉となる、最新機器専用の非常にクリーンな電波です。他の機器の邪魔が入らないため、Pixel 9aでの動画視聴やゲームに最適です。
わが家にはスマホ以外にも多くの機器が繋がっていますが、トライバンドなら最新の6GHz帯をPixel 9aで独占するような贅沢な使い方が可能になります。
国内メーカーへの信頼
製品を選ぶにあたって、主要メーカーを比較しました。海外メーカーは多機能で安価なものが多いですが、毎日稼働し続ける家庭のインフラであることを考え、信頼性の高い日本メーカーの製品に絞りました。
最終的に私が選んだのは、IOデータのWN-7T94XRです。
この製品に決めた理由は、最新のWi-Fi 7とトライバンドに対応していることはもちろん、日本メーカーらしい手厚い設計に惹かれたからです。例えばビームフォーミングはスマホなどの端末の方向に向けて電波を狙い撃ちして安定した電波を届けてくれる機能ですが、この製品に搭載されている「ビームフォーミングW」という機能は従来のビームフォーミングよりさらに進化しています。受け側(スマホとか)がビームフォーミングに対応していなくても安定して電波を届けてくれるのです。
また、10Gbps対応のポートを搭載している点も大きな決め手でした。今後、自宅のインターネット回線をより高速なプランに切り替えたとしても、このルーターならそのまま対応できます。
日常を支えるデジタル家電への投資
Wi-Fiルーターは、一度設置してしまえば目立たない存在です。しかし、日々の生活の裏側で最も働き続けているデジタル家電でもあります。
Pixel 9aという優れた端末を、Wi-Fi 7という新しい環境で使えるようになるのが今から楽しみです。妥協せずに納得のいく一台を選んだことで、これからのネットライフがより快適なものになると確信しています。


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