最近、SNSで気になる話題を耳にしました。あのタリーズコーヒーから、なんと炭酸缶コーヒー「Tully’s Fizzpresso(フィズプレッソ)」が新登場したというのです。
コーヒーと炭酸?斬新すぎる組み合わせに、私の好奇心は一気にスパーク!
しかもビターブラックとライムトニックの2種類があるらしく、想像するだけでワクワクしちゃいます。これはもう、居ても立ってもいられません。「どっちも飲んでみたい!」そんな衝動に突き動かされ、私は早速、探しに出かけることを決意しました。
街へ飛び出し、自販機との戦いが始まる
事前情報では、どうやらフィズプレッソは自動販売機限定で販売されているらしい。
「よし、自販機を探すぞ!」と意気込んで街へ飛び出したものの、最初に見つけたのは一般的なタリーズの缶コーヒーを扱う自販機でした。これは幸先がいい、と期待して商品を見渡しましたが、お目当ての炭酸コーヒー、フィズプレッソの姿はありません。
そして、この時ようやく自販機探しの旅が、一筋縄ではいかないことを悟ります。
タリーズの缶コーヒーは、伊藤園から販売されているため、ターゲットは「伊藤園の自販機」に絞られます。しかし、街中をうろうろと歩き回ってみると、目に飛び込んでくるのは、鮮やかな赤のコカ・コーラか、青のサントリーの自販機ばかり。
「どうしてこんなにコカ・コーラが多いんだ!」と半ばやけになりながら、私は冷静に自販機の設置場所を分析し始めました。
メーカーごとの縄張り分析
自販機が置かれている場所を注意深く観察すると、そこには各メーカーの戦略や傾向が見えてきます。人通りが多い場所、駅前、病院の休憩スペースなど、設置には明確な理由がありそうです。
私も探検の途中で得た情報を元に、主要メーカーの自販機設置場所の傾向を簡単にまとめてみました。
メーカーごとの設置場所の傾向まとめ
- コカ・コーラ: 設置台数最多で、駅、観光地など、誰もが目にするようなランドマーク的な場所を圧倒的なブランド力で抑えている。
- サントリー: オフィスワーカー向けの缶コーヒー「BOSS」が強いため、高層ビルやオフィス街の屋内に強い。多様なラインナップで幅広いロケーションをカバー。
- ダイドードリンコ: 大手がカバーしきれない地方の住宅街や中小規模の工場など、きめ細かなサポートが必要な場所に強い。ユニークな自販機も得意。
- アサヒ飲料、キリンビバレッジ: グループの販売網を活かし、飲食店や商業施設に強く、商品のターゲット層に合わせた設置を展開。
- 伊藤園: お茶の需要が高い高齢者施設や病院、また景観を重視する寺社・観光地などに、お茶が充実した自販機を展開する傾向がある。
旅はまだ続く
この分析が功を奏したのか、意識して探すことで、それまで見落としていた伊藤園の自販機が何台か見つかるようになりました。
「今度こそ!」
期待を込めて自販機に近づき、覗き込みますが、無情にも「フィズプレッソ」の文字は見当たりません。通常のタリーズ缶コーヒーはあるのに、幻の炭酸はどこへ…。
炭酸コーヒーを探す私の旅は、どうやらまだ序章に過ぎないようです。次の伊藤園の自販機こそ、私の喉を潤してくれるフィズプレッソとの出会いの場となるか?
私の「フィズプレッソを探す自販機巡りの旅」は、もうしばらく続きそうです。
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