「これ便利そう!」 「デザインが好み!」 「セールだし、予備にもう一本…」
そんなふうに、使うときのことばっかり考えてモノを選んできた。 でも最近ふと思ったんだよね。永遠に壊れないモノなんて、ない。 そして、壊れたときとか、要らなくなったときに、どうやって捨てるのかがわからないモノって、けっこう多い。
パソコンケースでひと悶着
ある日、パソコンのケースをオシャレなやつに交換した。中身のパソコンはそのままで、外側だけを変えた感じ。 で、前に使ってた地味な金属ケースを捨てようとしたんだけど、これが意外と面倒だった。
粗大ごみとして集積所に持っていったら、作業員のおじさんに言われた。 「これはパソコンですよね!メーカーに回収してもらわないと困る!」
「いやいや、これはパソコンじゃなくて、ただのケースです。中身は空っぽですよ〜」って説明したけど、なかなか納得してもらえず。 結局、自治体に確認して金属ごみとして処分できたけど、あのやりとりは今でもちょっと印象に残ってる。
見た目だけじゃ判断できないモノって、ある。 そして、壊れてなくても、役目を終えることってあるんだよね。 それ以来、「捨てるときのことまで考えてモノを選ぶ」っていう視点がちょっとずつ身についてきた。
傘って、なんでこんなに捨てにくいの?
もうひとつ、印象に残ってるのが「傘」。 住んでる地域では、傘ってゴミ袋に入りそうなのに粗大ごみ扱い。 他の地域では不燃ごみでOKなところもあるみたいだけど、ほんと自治体によってバラバラ。
傘って、強風で壊れることが多いのに、捨てるのがめちゃくちゃ面倒。 しかも、オシャレだからって気軽に何本も買っちゃう。 でも、いざ壊れたときに「これどうやって捨てるんだっけ…?」ってなる。 使うときのテンションだけで選んだモノが、終わり方で後悔を呼ぶ。あるあるだよね。
モノの一生をちょっと想像してみる
最近よく聞く「サステナブル消費」とか「モノの一生」っていう考え方。 買う前に、こんなことをちょっと考えてみるのもアリかも。
- 長く使える?修理できる?
- 処分しやすい?リサイクルできる?
- 地域で回収してくれる?
- 素材は環境にやさしい?
使うときの快適さやデザインももちろん大事。 でも、使い終わった後のことまで想像して選ぶと、未来の自分がちょっとラクになる。
使い終わったモノに、やさしくなれるかも
モノって、使い終わったときにこそ、その本質が見えてくる気がする。 「便利だった」「気に入ってた」だけじゃなくて、最後まで気持ちよく手放せるかどうかって、けっこう大事。
最近買ったモノ、壊れたときのことまで考えてみた? “使い終わった後”まで含めて選ぶと、モノとの付き合い方がちょっと変わるかもしれないよ。
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