今の部屋に引っ越したとき、一番頭を抱えたのがキッチンの狭さでした。内見のときには「なんとかなるだろう」と楽観視していたのですが、いざ荷物を運び込む段になって冷や汗をかきました。
手持ちの冷蔵庫を設置予定の場所に置いてみると、通路がほとんど残りません。これでは扉を全開にすることができませんし、無理に開けようとすると自分の体が扉と壁に挟まってしまいます。食材を一つ取り出すだけで一苦労。これでは日々の料理どころではありません。
せっかくの新しい生活なのに、キッチンに立つたびにストレスを感じるのは避けたいところです。そこで、引っ越し早々ではありましたが、思い切って冷蔵庫を買い替えることにしました。
選択肢は「フレンチドア」一択でした
まず考えたのが、扉の開き方です。一般的な右開きや左開きの一枚扉だと、どうしても扉の幅と同じ分だけ前方にスペースが必要になります。狭いキッチンでは、この「扉の半径」が致命的でした。
左右どちらからでも開けられるタイプも検討しましたが、結局一枚の大きな扉であることに変わりはありません。目一杯開けないと中の棚が引き出せなかったり、やはり扉が邪魔で自分が一歩後ろに下がらなければならなかったりと、根本的な解決にはならない気がしました。
そこで浮上したのが、中央から左右に分かれて開く「フレンチドア(観音開き)」です。これなら扉一枚の幅が半分で済みます。全開にしても手前にせり出してくる距離が短いので、狭い通路でも自分の立ち位置を確保できるのです。
ただ、ここで新たな問題が出てきました。フレンチドアといえば、ファミリー向けの大型モデルが主流だということです。一人暮らしや二人暮らし向けのコンパクトなサイズで、かつフレンチドアという条件を満たす機種は、探してみると意外と少ないのが現状でした。
設置条件という高いハードル
さらに悩ましかったのが、設置スペースの制約です。冷蔵庫はただ置けばいいというわけではありません。多くのモデルは、放熱のために左右や背面に数センチ、天面にはさらに広い隙間を設ける必要があります。
壁にピッタリつけて設置してしまうと、熱がこもって電気代が跳ね上がったり、最悪の場合は故障の原因になったりします。狭いキッチンにおいて、この「放熱スペース」を確保するのは至難の業です。数ミリ単位のサイズ感が重要になってきます。
「コンパクトなフレンチドア」で、かつ「壁との隙間が最小限で済む」。この厳しい条件で探し回った結果、たどり着いたのがパナソニックのモデルでした。
パナソニック製「これしかない!」だった理由
家電量販店でカタログを読み込み、実際に実物を見て、「我が家にはこれしかない」と確信しました。
まず驚いたのが、その奥行きの短さです。キッチン通路を塞がない絶妙なサイズ感でした。しかも、パナソニックの多くのモデルは左右の放熱スペースが片側5mm、合計でわずか1cmあれば設置できる設計になっています。壁ギリギリまで攻めることができるので、限られた横幅を最大限に有効活用できるのです。
さらに、使い勝手の面でも嬉しい発見がありました。
一つは、冷凍室の大きさです。普段から冷凍食品をよく活用するので、冷凍スペースが充実しているのはありがたいポイントでした。パナソニック独自の「トップユニット方式」という、コンプレッサーを上部に配置する設計のおかげで、一番下の引き出しが奥まで広く、たっぷり収納できます。
もう一つは、庫内の明るさと見やすさです。スリムな外見に反して、中は驚くほど広く感じます。LEDの照明が隅々まで届くので、奥に押し込んだ食材を腐らせてしまう心配も減りそうです。
実際に使い始めて感じたこと
新しい冷蔵庫が届いてから、キッチンの風景は一変しました。
フレンチドアの利点は、想像以上に大きかったです。飲み物を取り出すときは片側だけ開ければいいので、中の冷気が逃げにくいです。調理中も、扉が体に当たることなくスムーズに作業ができています。
「ナノイー」機能も付いています。目に見える効果は正直なところよくわかりませんが、冷蔵庫特有の嫌なニオイを感じたことはありません。中が清潔に保たれているという安心感があるだけでも、精神的な満足度は高いものです。
狭いキッチンだからといって、我慢して使いにくい家電を使い続ける必要はないのだと実感しました。条件を細かく洗い出し、自分の生活動線に合ったモデルを徹底的に選んだことで、今のキッチンはとても快適な場所に変わりました。
もし、引っ越し先で冷蔵庫のスペースに悩んでいる人がいたら、ぜひパナソニックのコンパクトなフレンチドアモデルを候補に入れてみてください。サイズ、設置のしやすさ、そして使い勝手のバランス。狭小キッチンという制約の中では、これ以上に頼もしい選択肢はなかなかないと思います。


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