最近、夜中にふと目が覚めると、喉の奥がイガイガして激しく咳き込んでしまうことが増えました。特に気温がぐっと下がる深夜から明け方にかけて、あの冷たくて乾いた空気が喉に直接入り込んでくる感覚。一度咳が出始めると止まらなくなって、体力が削られてしまうのが冬の悩みでした。
いろいろと原因を考えてみましたが、やはり一番の理由は乾燥した冷気を無防備に吸い込んでしまっていることにあるようです。寝室の加湿には気をつけていても、夜中の冷え込みまではなかなかコントロールできません。そこで、喉を物理的に保護するための対策を本格的に始めてみました。
喉を守るシルクネックウォーマーの導入
まず手に入れたのが、DHCの通販で見つけたシルクネックウォーマーのロングタイプです。シルクという素材は、肌触りが良いだけでなく、吸湿性と放湿性のバランスに優れているのが特徴です。喉を温めるだけでなく、適度な湿度を保ってくれるので、乾燥対策にはこれ以上ない素材だと感じています。
このロングタイプというのが重要で、寝る時には首元だけでなく、口元や鼻先までぐいっと引き上げて使っています。こうすることで、自分の吐く息がフィルター代わりになり、吸い込む空気が温められた状態で喉に届くようになります。不織布のマスクだと寝ている間に息苦しくなったり、耳が痛くなったりすることもありますが、シルクの柔らかい生地なら圧迫感もなく、朝まで快適に過ごせます。

胸元の冷えを防ぐ、国産タオルの追加装備
シルクネックウォーマーだけでもかなりの効果を実感できましたが、朝方の急激な冷え込みを乗り切るには、もう一工夫必要だと感じました。そこで追加したのが、胸元に仕込むフェイスタオルです。
選んだのは、吸水性の良さが自慢の、日本製のふわふわしたタオルです。これをネックウォーマーの内側、ちょうど気管のあたりを覆うように差し込みます。一見、着膨れしているような格好になりますが、これが想像以上に暖かいのです。
タオルの繊維が含んでいる空気の層が断熱材のような役割を果たし、外からの冷気を遮断してくれます。同時に、肩口や首元の隙間から入り込んでくる「隙間風」も物理的にブロックできるので、上半身の冷えが格段に和らぎました。
明け方の冷え込みとの戦い
対策を始めてからというもの、寝入りばなの咳はほとんど気にならなくなりました。しかし、冬の夜の本当の勝負は、気温が底を打つ明け方です。朝の4時や5時といった時間帯は、部屋の温度も一番低くなり、布団から出ている顔周りの空気がキンと冷え込みます。
この時間帯に咳き込まないためには、寝室の暖房のタイマー機能を併用するのが効率的です。起床する1時間ほど前に暖房が入るように設定しておくと、布団から出た瞬間に喉が冷気にさらされるのを防げます。また、寝る前に一杯の白湯を飲んで、中から喉を温めておくことも習慣にしています。
シルクで喉を包み、国産の厚手タオルで胸元をガードする。この二段構えの対策のおかげで、冷気による喉の刺激が劇的に減りました。喉の粘膜が乾燥から守られている実感があり、朝起きた時の喉のヒリヒリ感も解消されてきています。
快適な冬の睡眠を維持するために
どんなに良い道具を揃えても、日々の手入れを怠ると効果が半減してしまいます。特にシルクは繊細な素材なので、その保湿性能を維持するために、洗濯の際は摩擦に気をつけて大切に扱っています。タオルのふわふわ感も、柔軟剤を使いすぎず、風通しの良い場所でしっかり乾かすことで、空気の層を潰さないように心がけています。
冬の咳は、一度癖になると体力を奪うだけでなく、気分まで沈ませてしまうものです。しかし、身近にある素材や工夫を組み合わせることで、驚くほど快適な眠りを取り戻すことができました。
もし、同じように冬の夜の咳に悩んでいるなら、まずは首元と胸元を徹底的に保護することから始めてみてください。そんな小さな工夫の積み重ねが、寒い季節を健やかに乗り切るためのカギになるはずです。


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