樹脂製品のニオイは高温と密閉が原因!重曹・レモンで脱臭後の保管方法

樹脂製品のニオイは高温と密閉が原因!重曹・レモンで脱臭後の保管方法

私たちが日常的に使う多くの製品、例えば家電のグリップ、パッキンなどには、ゴムのように弾力のある特殊な樹脂が使われています。

この柔軟な樹脂製品が、ある日突然、独特なニオイを発し始めたらどうしますか? 毎日洗っているのに臭いが消えない——今回は、その意外な原因と、家庭にあるもので簡単にできる強力な脱臭・予防法をご紹介します。


目次

愛用品が臭くなったのはなぜ?樹脂製品から異臭が発生する2つの原因

私が愛用する鼻詰まり解消グッズ「鼻スッキリ!O2アップ」(材質:弾力のある樹脂)から異臭がしました。これは鼻穴に挿入して鼻穴を拡張して呼吸を楽にするためのアイテム。鼻穴に入れて使うため異臭がするのは致命的トラブル。毎日欠かさず水洗いし、専用ケースで保管していたにもかかわらず臭う原因は、主に素材の特性今年の夏の高温にありました。

1. 高温と密閉による「揮発成分の逆流」

ゴムのような弾力を持つ樹脂は、製造過程で使われる成分の一部が揮発しやすいという性質があります。

  • 高温の影響: 今年の猛暑で気温が上がったことで、この揮発が促進され、化学的な臭いが強くなったと考えられます。
  • 保管方法: 毎日洗った後、プラスチックケースに密閉して保管していたため、揮発した臭い成分がケース内に充満し、製品に再付着して臭いが抜けにくくなっていました。

2. 見えない隙間に残った「雑菌」

鼻に使用する製品の場合、水洗いだけでは取りきれないごく微量の体液や水分が素材の微細な隙間に残ってしまうことがあります。高温多湿な環境で密閉されると、これが原因で雑菌が繁殖し、カビ臭や生乾きのような不快なニオイを発することがあります。


奇跡の脱臭!家庭でできる樹脂製品のニオイ撃退法

「もう捨てるしかない」と諦めかけたその時、試した脱臭方法が見事に成功しました。

成功体験:レモン汁で嫌なニオイを完全撃退!

臭いがついた製品を、レモン汁と一緒にビニール袋に入れて揉み、一晩放置しました。

翌朝、水でしっかり洗い流すと、あの独特なニオイが完全に消えていたのです。

【脱臭のメカニズム】

レモンに含まれるクエン酸(酸性)には、臭いの原因物質を中和したり、雑菌を除菌したりする効果があります。また、レモンの爽やかな香りが、不快な臭いをマスキングする役割も果たしてくれます。

その他の効果的な脱臭方法

レモン汁がない場合は、以下の方法も有効です。

脱臭方法手順効果
重曹水に浸けるぬるま湯1Lに対し重曹大さじ1〜2杯を溶かし、1時間ほど浸け置きしてから水洗いする。消臭・除菌効果があり、特に揮発成分による臭いや酸性の臭いに有効。
酢水に浸けるぬるま湯1Lに対しお酢(食酢)大さじ1〜2杯を加え、1時間ほど浸け置きしてから水洗いする。雑菌の繁殖による臭いやアルカリ性の臭いに有効。

ニオイを再発させない!正しいお手入れと保管方法

せっかく脱臭しても、また臭くなってしまっては意味がありません。樹脂製品のニオイを防ぐために、日常のお手入れと保管方法を見直しましょう。

1. 「密閉」せずに「陰干し」を徹底する

水洗い後は、布で拭き取るだけでなく、必ず通気性の良い場所で陰干しをして、製品に残った水分や揮発成分をしっかり飛ばしましょう。完全に乾燥するまで、専用ケースなどに密閉するのは避けてください

2. 高温になる場所での保管は厳禁

今回のニオイの原因の一つとなったように、高温は樹脂の揮発を促進させます。熱がこもりやすい車内窓際など、直射日光が当たる場所での保管は避けましょう。


樹脂製品のニオイは、素材の特性さえ理解してしまえば、家庭にあるもので簡単に解決できます。もし愛用品のゴムのようなニオイに悩んでいる方がいたら、ぜひレモン汁や重曹を使った脱臭法を試してみてください。

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