そのスマホ、今じゃなきゃダメですか?
運転中にスマホをチラ見。 カーナビを操作しながら「この道で合ってるよね?」と不安になる。 そして、助手席のポテチが気になって手を伸ばす――って、もうそれマルチタスクのフルコースです。
警察庁のデータによると、携帯電話使用中の死亡事故率は通常の約4倍。 時速60kmで走ってる車は、2秒で約33m進む。 つまり、スマホに気を取られてる間に、あなたの車は校庭の端から端まで突っ走ってるってこと。
「ちょっとだけだから」は、危険ワードです。
脳はマルチじゃない。むしろ一点集中型。
人間の脳って、意外と不器用なんです。 同時に複数のことをこなしてるようで、実は高速で切り替えてるだけ。 この切り替え、いわば「脳内スイッチング作業」、けっこう疲れるし、ミスも増える。
運転中にスマホを操作すると、
- 視野が狭くなる
- 音に反応できなくなる
- 判断力が迷子になる
つまり、脳が「ちょっと待って!」って叫んでるのに、無視してる状態。
マルチタスクでやっちゃダメなことリスト
ながら運転だけじゃなく、他にも「それ、同時にやると危ないよ!」って作業はたくさんあります。
集中力が必要なやつ
- プログラミング(バグがバグを呼ぶ)
- 契約書の確認(見落としが高額請求に)
- 精密な設計(ズレたら全部やり直し)
正確さが命なやつ
- 経理・会計(ゼロの数間違えて、給料がワンコインに)
- 品質検査(見逃したらクレーム祭り)
- 医療事務(患者情報は間違えちゃダメ)
創造性が必要なやつ
- 戦略立案(何も浮かばずぼーっとするだけの時間に)
- コピーライティング(誤字脱字誤変換で面白文章大量作成)
- 企画書作成(気づいたらタイトルと目次だけで30分経過)
命に関わるやつ
- 外科手術(ながら手術…絶対ダメ)
- 重機操作(重いものは慎重に)
- 化学実験(爆発オチは笑えない)
- 運転(言わずもがな)
そのタスク、雑になってない?
マルチタスクって、異なるタスクをうまく同時に進められたら時間の節約、作業効率アップが期待できる。 だけど”ながら運転”や”歩きスマホ”の事故事例からわかるように「人間は同時に複数のことを完璧にはこなせない」というのが真実。
マルチタスクには集中力の低下とミスの増加がつきものです。料理中にスマホを見てて鍋を焦がしたり、メールを書きながら電話してて「え、今なんて言った?」って聞き返したり。
だからこそ、
- 料理するときには火元に集中する。
- 文章を書くときは通知をオフにする。
- 大切な人と話すときはスマホを置く。
そんなちょっとした集中が、あなたの一日をより良いものにしてくれるはず。
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