夏の終わり、部屋に響く「ブォォォォ…」という謎の重低音。犯人は、我が家の扇風機。まるで「俺はまだ働けるぞ!」と主張するかのように、全力で唸っている。静かにしてちょーだい!
今回は、そんな“自己主張の激しい扇風機”を黙らせるための掃除術をご紹介します。
うるさくなる原因は、だいたいホコリ。あと、加齢。
扇風機がうるさくなる理由はシンプル。ホコリです。羽根やガードに積もったホコリが風を乱し、音を増幅。羽根の回転がホコリの付着でブレて「グワングワン」。まるで「掃除してくれよ…」という無言の抗議。
さらに、使い続けて数年経つと、モーターの軸受けが乾いてギシギシ音が出ることも。人間と同じで、年を重ねると潤滑が必要になるんですね。切ないね。
掃除の手順:分解して洗って、静かにさせる
① 電源を抜く(感電に注意!命は大事)
まずはコンセントを抜きましょう。
② 分解する(意外と簡単)
前面ガード → 羽根 → 背面ガードの順で外します。ネジ式ならドライバー、ツメ式なら指の力で。無理に引っ張ると「バキッ」となるので、優しく。最近の製品は大体工具要らずで外せます。
③ 洗う(ホコリとの決別)
- 羽根とガードは中性洗剤でジャブジャブ洗いましょう。歯ブラシやスポンジでゴシゴシ。
- モーター周辺は掃除機でホコリを吸い取るだけ。濡れタオルはNG。家電製品に水は厳禁!細かいところは綿棒などを使いましょう。
④ 乾かす(湿気は敵)
しっかり乾かしてから組み立て。濡れたまま動かすと、故障のもと。
静音化の裏技:潤滑油と柔軟剤でさらに快適
- モーターの軸受けにミシン油を少し差すと、ギシギシ音が消えることも。
- 羽根やガードを柔軟剤で拭くと、ホコリが付きにくくなる。
劇的ビフォーアフター
何ということでしょう。あんなに「ブォォォォ…」「グワングワン」と存在を主張していた扇風機はおとなしさを取り戻しましたとさ。
うるさい扇風機は、だいたい汚れてる
「最近うるさいな」と思ったら、まずは掃除。扇風機は文句を言わないけど、ホコリを溜め込んで騒音と言う不満を風に乗せてくる。静かにしてほしいなら、「めんどくさい」なんて文句は言わずにまずは愛を込めて洗ってあげましょう。掃除って、やればできる。面倒だからやらないだけ。うるさい扇風機の持ち主の心はだいたい汚れている。


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