季節の変わり目って、なんだか空気が違う。ちょっと前まですごく暑い日が続いてたけどようやく秋らしい感じになってきた。朝の空気がひんやりしてきたなと思ったら、車に乗ったときの感覚も少し変わっていた。アクセルを踏んでもいつもより出だしが重い感じ。そんなある朝、ふと「タイヤの空気圧、大丈夫かな?」と思い立った。
気温が下がると空気圧も下がる?
実は、タイヤの空気圧って気温に左右される。空気は温度が高いと膨張し、低いと収縮する性質がある。これは「シャルルの法則」と呼ばれる物理の法則で、空気の分子が温度によって動き方を変えるらしい。難しいことはよくわからんけどね。
つまり、暑い日に調整した空気圧は、気温が下がると自然に低くなってしまう。これを知らずに走っていると、燃費が悪くなったり、タイヤのグリップ力が落ちたりすることもある。特に秋から冬にかけては、朝晩の冷え込みが激しくなるので、空気圧の再調整はとても大切だ。
早朝のガソリンスタンドで空気を入れてみた
ある日の朝、まだ空が薄暗い時間帯に近所のセルフ式ガソリンスタンドへ向かった。スタッフの対応時間外だったけれど、自動タイプの空気入れが設置されているので、誰にも気を使わずに作業できるのがありがたい。
空気入れの機械にタイヤのバルブを接続すると、「プシューッ」という音とともに空気が送り込まれていく。指定の数値に合わせて自動で空気圧を調整してくれるので簡単だった。ほんの数分の作業だけれど、自分でちゃんと調整できたことが誇らしい。
空気圧チェックは「冷間時」がベスト
タイヤの空気圧を測るなら、走行前の「冷間時」がベスト。走った後だとタイヤが温まっていて、空気が膨張してしまい、正確な数値が出にくくなる。だからこそ、早朝の空気圧チェックは理にかなっている。
ちなみに、車の取扱説明書や運転席のドア付近に貼られているラベルには、指定空気圧が記載されている。季節に関係なくこの数値を基準にするのが基本だけれど、寒い時期は特に「冷えている状態」で合わせることが重要だ。
季節の変わり目こそ、車との対話を
タイヤの空気圧を調整したあとのドライブは、どこか安心感が違う。路面との接地感が安定していて、ハンドル操作もスムーズ。車の足取りも軽い。とてもご機嫌だ。
季節の変わり目は、体調だけでなく車のコンディションも変わる時期。だからこそ、ちょっとした気づきや行動が安全にもつながる。空気圧のチェックはほんの数分で終わるけれど、その効果は長く続く。
「気温が下がったら空気圧チェック」を習慣に
秋の空気は澄んでいて、空も高く感じる。そんな朝に、タイヤの空気圧をチェックする習慣を取り入れてみるのも悪くない。車とのちょっとした対話が、日々の安心につながるから。
秋はいろいろ調子が悪くなりやすい季節。キモチもカラダもタイヤも整えよう。秋の朝は、そんな小さなリセットにぴったりの時間かもしれない。
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