最近、家でのネット環境を見直しました。といっても、回線そのものを変えたわけではなく、Wi-Fiルーターの配置や組み合わせを工夫しただけなのですが、これが驚くほど効果的だったので記録しておきます。
もともとリビングに最新式のルーターを置いていて、その周辺では文句なしの速度が出ていました。ところが、いざ寝室に移動して横になりながら動画を見ようとすると、急に読み込みのマークがくるくる回り出したり、画質がガクッと落ちたりすることがよくありました。最新のルーターなら一台で家中カバーできるだろうと思い込んでいたのですが、現実はそう甘くはなかったようです。
最新ルーターでも壁には勝てない
調べてみて分かったのですが、Wi-Fiの電波には特性があります。最新の規格になればなるほど、一度に送れるデータ量は増えて速度も上がりますが、その分、障害物には弱くなる傾向があるそうです。リビングから寝室へ行く間には壁やドア、あるいは大きな家具があります。それらが電波を遮ってしまうため、距離はそれほど離れていなくても、寝室に届く頃には電波がヘロヘロになっていたというわけです。
また、電波の出力自体は法律で上限が決まっているため、どんなに高価な最新機種を買っても、一台で飛ばせる距離が劇的に伸びるわけではないという点も意外な発見でした。最新だから大丈夫、という過信が、寝室での快適な時間を邪魔していたのかもしれません。
解決策はメッシュWi-Fiの導入
そこで今回、同じ機種のルーターをもう一つ買い足して「メッシュWi-Fi」という仕組みを作ることにしました。メッシュWi-Fiとは、複数のルーターを連携させて、家中を網目のように電波で包み込む仕組みのことです。
中継機という選択肢もありましたが、同じ機種を二台並べることで、設定がスムーズに進むだろうと考えました。同じメーカーの同じモデルであれば、性能のバランスも取れていますし、接続の相性を心配する必要もありません。
設置場所の重要性に気づく
一番悩んだのが、新しく買った二台目の置き場所です。最初は「寝室で使いたいのだから寝室に置けばいい」と思っていました。しかし、これはよくある間違いだそうです。寝室自体に届く電波がすでに弱い状態でそこにルーターを置いても、弱い電波を増幅させることしかできず、根本的な解決になりません。
そこで、リビングと寝室の間にある部屋に設置することにしました。リビングの親機から飛んできた元気な電波を、中間の部屋でしっかり受け止めて、そこから改めて寝室へ向かって電波を飛ばすイメージです。この「バトンタッチ」の場所をどこにするかが、通信環境を安定させる最大のポイントでした。
実際に使ってみた感想
設置を終えて寝室へ行き、恐る恐るスマートフォンを確認してみると、Wi-Fiのアンテナマークが最大まで立っていました。今までは一本か二本をさまよっていたのが、どこに移動しても安定しています。
実際に動画を再生してみても、最初から高画質でスムーズに再生されます。リビングから寝室へ歩いて移動しても、通信が途切れることはありません。メッシュWi-Fiの良さは、移動しても一番近いルーターに自動で切り替えてくれるところにあるのだと実感しました。自分でお手軽に接続先を切り替える手間も一切なく、ただネットを使っているだけで最適な状態が維持されます。
快適なネット環境のために
今回の件で、最新の機器を導入することと同じくらい、それをどう配置し、どう組み合わせるかが重要だということを学びました。もし同じように「ルーターの近くは速いのに、離れると繋がりにくい」と悩んでいる人がいたら、まずは置き場所を見直したり、同じ機種を追加してメッシュ化したりすることを検討してみるのがいいかもしれません。
家の中でどこにいても同じようにネットが使えるというのは、思っていた以上にストレスフリーで快適なものです。これでこれからは、寝室でのリラックスタイムに動画が止まるイライラに悩まされることもなさそうです。


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